A2サイズの描きおろしイラストで構成された「機動戦士ガンダム 2022年カレンダー」のこだわりに迫る!

毎年恒例でムービックより発売されている「ガンダムカレンダー」が今年も情報解禁されました。例年と違って今年のカレンダーは構図や配色などが工夫されており、非常に挑戦的な試みが感じられます。カレンダー全体を通して統一された配色と大胆な構図には、これまでのカレンダーとは一味違ったカッコ良さがあります。具体的には今までのリアルで迫力のあるアニメ調のものから、フラットなデザイン性の高いイラストへシフトしているようです。

2021年11月中旬の発売が迫ってきた「機動戦士ガンダム2022年カレンダー」を構成する7枚の絵を一つずつチェックしてみましょう。

 

フリーダムガンダム

2022年カレンダーの表紙は機動戦士ガンダムSEEDの主人公機のフリーダムガンダム。新作映画の制作も発表され、期待値が上がっていることもあっての選抜かもしれません。

中国で立像が建立されたことも記憶に新しく、その姿を彷彿とさせる羽を折りたたんで威風堂々とした立ち姿です。

背景に見える幾何学的な模様は、おそらくフルバースト時のコンソールに写るマルチロックオンシステムのターゲットマークと思われます。

 

キュベレイ

他のモビルスーツと比べても、四肢があるにもかかわらず人型とは違う異彩を放っているキュベレイ。登場から30年以上経っても変わらないインパクトを与える異質なシルエットは、この機体がいかに鮮烈なデザインであったかを実感させられます。

弧を描きながら飛んでいくファンネル達には、それぞれナンバリングが施されていることが分かります。偶然かもしれませんがナンバリングされた数字を組み合わせると、キュベレイのパイロットであるハマーン・カーンと、その声を担当されている榊原良子さんの誕生日と一致しているようです。

背景には居城となるアクシズが写実的に描かれているのと同時に黒墨の大胆で荒々しい筆遣いが加えられ、全体的なカラーベースを紫に寄せることで中央のキュベレイの白さがより一段と際立っています。

 

ゴッドガンダム

明鏡止水の境地に達し、ハイパーモードの輝きを身に纏いながらゴッドフィンガーを今にも放とうとしているシーン。シンプルながらゴッドガンダムのカッコいいポーズといえば必殺のこのポーズ以外はあり得ないでしょう(石破天驚拳もありますが)。

本編や明鏡止水Verの模型商品ではマーキングはされていないのですが、あえて今回のイラストでは「NEO JAPAN」をはじめとしたデカールを目立たせ、画面内の情報量を他の絵に劣らないようにしているのが分かります。

※レイン・ミカムラがこれらのデカールを参考に整備していたのだろうと想像するとより面白いです。

カメラを寝かせた構図は、カレンダーの縦長レイアウトを逆に利用したワイドスクリーンのような効果を出していて、逆光のライティングもOPの夕陽を背に立つ姿を彷彿とさせて非常にカッコよく見えます。

 

ザクⅡ F型

背後にガウ攻撃空母、マゼラアタックや編隊を組みながら飛行するドップが見えることから、地球侵攻作戦展開中の姿が描かれているのが分かります。

ザクマシンガンを力強く構え発砲し、手前に飛んでくる大型の薬莢の見えるアングルは『機動戦士ガンダム』の1話でアムロが感じたザクの巨大さを彷彿とさせ、改めて兵器としての脅威を感じさせます。またザクマシンガンを構える腕の間からザクの顔が覗いているポーズは、足元からのアオリの構図にしたことで、兵器としての巨大さがより感じられます。

 

ザクの後ろに見える筆で描いたようなラインはザクマシンガンで撃墜された連邦軍航空機の痕なのかもしれません。物量で勝る連邦軍の熾烈な攻撃にひるまず前進するジオン軍の力強さが感じられます。劇中では描かれなかったジオンの地球侵攻作戦が、どのようなものだったのか想像の枠を広げてくれる1カットと言えます。

 

ガンダムデスサイズヘル【EW版】

タロットの死神を彷彿とさせるような禍々しいポーズのガンダムデスサイズヘル。倒した敵のオイル飛沫を返り血のように浴びているのが、死神の大鎌をその名に冠すガンダムの形容しがたいかっこよさを演出しています。

肩にあるマーキングの獅子はOPに登場するデュオの服装を彷彿とさせ、ビームシザーズにもあるマーキングは髑髏と鎌を組み合わせたもののようです。

一番の疑問点は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』本編は「A.C.196年」であるのに対し、今回のポスターでの記載は「A.C.195年」とある部分です。この背景にあるのはデスサイズヘルに切り刻まれたであろうモビルドールのビルゴがあるため、EW特別篇のアバンにある戦い、つまりEW本編の前のシチュレーションを想定したシーンであることがわかります。モビルドールの残骸をよく見ると死神の顔が浮かび上がる騙し絵のような演出もなかなか粋です。

 

V2アサルトバスターガンダム

リガ・ミリティアで開発されたVシリーズの機体の象徴である分離・合体機構を表現された一枚絵であり、他の画稿と比べても絵の緻密さは群を抜いていて細部まで鑑賞し愉しめるものになっています。浅葱色の背景をバックにパーツが分解され宙に浮いているのは、アサルトバスターの多彩な武装を表現するのには最適でしょう。

 

ウッソの操るV2アサルトバスターと一緒に、Vガンダム本編のエンディングを彷彿とさせる昇天していくかのように上昇するVダッシュガンダム。V2コアファイターに搭乗しているパイロットはオリファーさんやマーベットさんやシュラク隊のみんなかもしれません。

 

ガンダム・バルバトスルプスレクス

今年で4年連続でカレンダーに登場するだけあって、バルバトスの人気度がいかに高いかがわかります。超大型メイスを叩きつけ大地を砕き君臨する姿は「レクス」すなわち王の名に相応しい力強さを感じさせます。背景にあるスパーク表現も落雷の如く必殺の一撃を与えているかのような表現です。

バルバトスは青空や荒野と組み合わされたものが多いですが、今回は“鉄血”を冠するような鮮やかな赤色を背に、限りなく彩度を落とし鉄塊と化したバルバトスのコントラストが、鉄血のオルフェンズという作品を象徴しているようです。

 

ここまで見てきて、新しくなったガンダムカレンダーはどうだったでしょうか。デザイン性が増し、よりオシャレになったこれらのカレンダーを自分の部屋に飾ったところを想像してみると、きっとより楽しく2022年をガンダムと共に過ごせそうな気持になってきます。

 

DATA

機動戦士ガンダム 2022年カレンダー

  • 仕様:表紙込み7枚綴り、紙製フルカラー印刷、壁掛けタイプ
  • サイズ:A2
  • 発売元:ムービック
  • 価格:1,980円(税込)
  • 発売予定日:2021年11月中旬予定

※写真の色味は本品と多少異なる場合があります。
※商品仕様や発送日は予告なく変更になる場合があります。
※今後開催されるイベントで販売が行われる場合があります。
※本商品は海外で販売の可能性があります。

(C)創通・サンライズ

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