劇場版三部作『機動戦士ガンダム』オールナイト上映会レポート!

更新日:2014年5月12日 17:35
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『機動戦士ガンダム』劇場版三部作Blu-ray ボックスの発売を記念し、「劇場版三部作『機動戦士ガンダム』オールナイト&スペシャル上映会」が、4月12日に新宿ピカデリーで開催されました。初日はオールナイト上映会として、ゲストトークショーと『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』が一挙上映され、ファーストガンダムファンにとっては充実したイベントとなりました。

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▲会場内のロビーには劇場公開当時のポスターが展示されていました。

 

今回のイベントにはスペシャルゲストも登壇し、非常に豪華なトークセッションがスタート。

登壇したのは板野一郎氏(アニメーション監督、劇場版三部作アニメーター)、関田修氏(アニメーション監督、劇場版三部作フロアディレクター)、福井晴敏氏(作家、『機動戦士ガンダムUC』ストーリー担当)というそうそうたる3名。司会はアニメ特撮研究家の氷川竜介氏が務めました。

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▲左から司会の氷川氏、板野一郎氏、関田修氏、福井晴敏氏。

 

氷川氏から、「『機動戦士ガンダム』は現在では伝説的な作品と考えられているが、制作当時はそんなに力を入れている作品ではなく、現場は大変な環境だったそうですね」と問われた板野氏は富野監督が局のえらい人からの電話に「すいません。すいません」と謝っていたという話を披露。監督は電話を切り、ため息をついてから、元気を出すためにファンの手紙を読んでいたそうです。サンライズ第1スタジオで作業をすることになった板野氏は席がクオリティーに厳しい安彦氏のすぐ近くとなったため緊張したと語っていました。「外部から上がってきた原画を見て、こんなの使えるか~って怒って、四隅を止めて、くるくるポイしちゃうんですよ」と当時のエピソードを披露。

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福井氏は会場に向かって「<板野サーカス>という言葉を初めて聞いた人?」と質問。さすがに詳しいファンが多く、手上げたのは数人でしたが、<板野サーカス>と呼ばれる板野氏が編み出した戦闘シーンの演出手法をその場で解説。『機動戦士ガンダム』劇場版の公開前にテレビ放映されていた『伝説巨人イデオン』に言及し、「普通だとそのまま当たるんだけど、アディゴが逃げちゃうんですよね。それをミサイルが追っかけて」とアクロバティックな戦闘シーンの思い出を語ってくれました。「最近は、板野さんの影響で、戦闘シーンの絵コンテをメカデザイナーさんに送ると、別の絵コンテが上がってくるんです」とメカ作画で演出を膨らませるという前例を作ったのが板野氏だったと語りました。

 

氷川氏は板野氏の作画のもう一つの例としてフラミンゴのシーンを上げました。会場のスクリーンにはジャブローから離脱するホワイトベースのクルーが見ていた、飛び立つフラミンゴのシーンの場面が映され、板野氏は「安彦さんが遠慮して、絵コンテではフラミンゴの数を少なめに書くんだけど、僕が勝手に増やしちゃった」と語り、画面に多くのモノが登場して、手間のかかるシーンをあえて引き受けていたと語りました。すると関田氏がある打ち上げの席で、板野氏がある仕上げ会社の社長さんから、いきなり殴られたことを披露。その社長は「お前のおかげで何人辞めたと思ってるんだ~」と怒っていたとか。

 

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場面はエルメスのコクピットのシーンに変わり、当時の撮影テクニックに話が及びました。このシーンでは光がだんだん増えていくのですが、これは関田氏が撮影に立ち会い、現場でマスク用紙に針で穴を空けて増やしていったと解説しました。また、別のガラスが割れるシーンでは、白い線をマーカーで書き足しながら、撮影していたと語りました。「最近はパソコン処理で自由に修正ができるので、直しがいつまでも終わらない」と語る福井氏は当時の潔さに感嘆していました。

 

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最後には氷川氏からBlu-ray トリロジーボックスについての解説が。プレミアムエディション(初回限定生産)の特典「劇場版三部作5.1ch 特別版」は当初1 枚のディスクにまとめる予定だったが、エンディングが違ったり、絵のタイミングが微妙に異なっていたりするほか、技術的な問題もあり、別ディスクになった経緯が説明されました。

 

また、今回の特典である『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』のパンフレットは、場面写真が違う別バージョンとなっており、サンライズにも残っていなかった資料を、氷川氏が秘蔵のコレクションを提供したことで復刻が実現したそうです。

 

今回の劇場版三部作『機動戦士ガンダム』オールナイト上映会は1日だけでしたが、劇場版三部作「機動戦士ガンダム」スペシャル上映会が4月の18日まで開催されているそうなので、まだ見ていない、もしくはもう一度見たいという方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

5月発売される、Blu-rayボックスのチェックもお忘れなく!

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▲左が通常版で右が初回限定となるプレミアムエディションです

 

<DATA>
劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアムエディション

■5月28日発売予定
■価格 20,000円(税抜)
■発売・販売元:バンダイビジュアル
※初回限定生産商品

 

劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス
■5月28日発売予定
■価格 12,000円(税抜)
発売・販売元:バンダイビジュアル
※2016年5月27日までの期間限定生産商品

 

 

<関連情報>
バンダイビジュアル公式サイト

 

(c)創通・サンライズ

 


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