カプセルトイの新ブランド「TAMA-KYU(タマキュー)」が始動!その謎多き内容をブシロードクリエイティブに直撃!!
ブシロードクリエイティブ社ではカプセルトイの新ブランドとして「TAMA-KYU(タマキュー)」を立ち上げることを発表。果たしてどんなブランドとなるのか、ブシロードクリエイティブ広報の森田彩奈さんにお話をうかがった。
●ブシロードクリエイティブ
マーケティングチーム TAMA-KYUプロモーション担当
森田 彩奈
ブシロードクリエイティブが贈る、新カプセル玩具レーベル『TAMA-KYU』のプロモーション担当。SNS関連の更新を主に、YouTube番組「月刊TAMA-KYU」にもちらほら顔を出している。
ツッコミどころしかない新ブランド!?
――カプセルトイの新しいブランドを立ち上げるということですが……?
森田:はい、こちらが新ブランド「TAMA-KYU」からリリースされる「顔面妄想シリーズ 隠崎(かくれざき)さん」です。「TAMA-KYU」のイチ推しアイテムで、いわば新ブランドの<顔>ですね!
――顔、見えませんけどね!
森田:ではこちらの「カプセル かやくポーチ」はいかがでしょうか?
――コースの切り替えがエグい!
――正直まだ正体が掴めていないのですが、改めて今回立ち上げられた「TAMA-KYU」というのはどういったブランドなのでしょう?
森田:「新機軸のカプセルトイ」という言いかたをしていますが、要は我々が考えたオリジナル企画ですとか、他にないプロダクトであればなんでも「TAMA-KYU」の仲間であるとみなしています。既存の作品に頼らないオリジナルの企画全般が「TAMA-KYU」というくくりになりますね。
基本路線は「ブシロードらしくないもの」!?
――そもそもブシロードグループと言えばアニメ・ゲーム系が強いイメージがあるのですが、あえてそこから外れてオリジナルコンテンツを始めたのはどうしてでしょう?
森田:ブシロードのグループ会社としてブシロードクリエイティブができてから約3年ぐらい、カプセルトイを始めてからは2年半ぐらいなんですが、たしかにこれまではアニメ、ゲーム系の版権アイテムを中心に商品展開しておりまして、おかげさまでそちらのジャンルでは高い評価をいただいてきました。ただ、現在アニメ系・ゲーム系で月に10から15本くらいの商品を作っているのですが、それ以上増やすのは結構難しいんですね。既存のラインで商品点数だけ増やしても、買っていただけるアイテムには限りがあるので。でも今以上にカプセル市場でのシェアは広げていきたい。であれば自分たちの資産になるような、カプセルトイから発信するオリジナル商品を作っていけばいいんじゃないかと考えたのが「TAMA-KYU」の始まりです。
――それでも新しいジャンルに踏み出すのですから、随分と思い切った方策なのでは?
森田:じつは弊社のそもそものコンセプトが「ブシロードグループがまずやらないであろうことをやろう」というものなんです。なので既存の方向性にこだわらない傾向が元からあったんですね。そんな中でメーカーとして体力もついてきたので、いよいよオリジナルコンテンツの展開に踏み切ったというところです。
――なるほど。オリジナルものの強みはどういった点に感じていますか?
森田:版権があるものと違って展開時期や購買層の制約が少ないというのはひとつの利点だと思います。さらに最近はカプセルトイの業界でもポップアップストアですとか、イベントで販売されるケースが増えてきたので、そういう時にオリジナル商品だと、いろんなことに対応しやすいというのはありますね。例えば今までにないプロモーションをしたいと思った時に、版権ものだと各所に調整と確認が必要だったり、「前例がないのはちょっと……」と突飛なことをやりづらいケースもありますから。
――色替えアイテムひとつ出すのでも監修に時間がかかったり……
森田:そうですね。キャラクターのイメージを守るためなので監修は当然ではあるのですが、そこで時間が読めないと急なイベントには投入しにくくはなります。その点、この「隠崎さん」は100%うちのオリジナルなんで、まず「監修」という概念がありません(笑)。タイミングも内容も融通が利くのが強みです。
――一方でオリジナルアイテムだと最初の発想だったり定期的な開発が難しいのでは?
森田:企画会議はもちろんやってはいるんですけど、考え過ぎるとだんだん何が面白いのかわからなくなってくるんですよね。そういう時は宣伝しやすいものをなるべく選ぶようにしています。ネタとして面白いかどうかがわからなくなっても、宣伝しがいがあるかどうかだけはなんとなくわかるので。
――ということは広告や販促にも力を入れていると?
森田:そうですね。基本的にカプセルトイは薄利多売の事業なので、宣伝とか販促にコストをかけないのが通例なんです。だからこそ弊社としてはそこが攻め所かなと思っていて。この「TAMA-KYU」でも従来の宣伝はしっかり展開しつつ、地上波を含めてTVCMを展開をしたり、あとは新宿駅をポスタージャックしたりですとか、街中のビジョンや交通広告も多数展開予定です。
――マジですか!? 事業構造に見合ってないのではないかと心配になる、大手アプリゲーム並みの宣伝量……(汗)。
森田:普通に考えたらあり得ないレベルですよね(笑)。ただ、取引先さんもリスクを取って買ってくださっているので、「買ってくださるのであれば、ひとりでも多くのユーザーに知ってもらうための覚悟を決めたプロモーションをします!」という姿勢を、特にブランドの立ち上げに際しては大事にしていきたいなと思っています。あとはカプセルトイでは後発になるので、宣伝面で皆さんに面白がってもらえるような展開をしたいなと考えています。
TAMA-KYUの未来は…!?
――今後「TAMA-KYU」はどんなラインナップとなっていくのでしょう?
森田:現状11月ぐらいまでのラインナップは決まっているのですが、そのすべてに見事に統一感はありません(笑)。「隠崎さん」のような独自路線のアイテムと、この「かやく袋ポーチ」みたいな雑貨系アイテムの2ラインを軸に、あくまで自分たちが面白いとか宣伝しがいがあると思ったものを出していきたいですね。また株式会社チョコレイトさんですとか、ザリガニワークスさんといった外部の勢いのあるクリエイター集団とコラボした企画も計画中ですので、そちらも楽しみにしていただければと。
――「TAMA-KYU」ブランドの将来的な目標や展望はありますか?
森田:そうですね、将来的には「TAMA-KYU」発コンテンツのメディア展開が出来ればいいな~と思っています。この「隠崎さん」も、最終的にはコミックやアニメなどいろんなフィールドで活躍させていきたいですね。
――顔、見えませんけどね……。
森田:隠崎さんのコンテンツ化は割と本気で狙っているので今後もシリーズ化していきたいと思っています。KADOKAWAさんを含め、気になったメディアの方はいつでもお声をかけてください! 迅速な監修をお約束します!(笑)
インタビュー中で語られた「力を入れた宣伝」の一環として、2019年8月からYouTube番組「月刊TAMA-KYU」がスタート! なんと、お客さんを喜ばせるエキサイティングな試合といえばこの人! 新日本プロレスの田口隆祐選手が番組MCを務めます! さまざまな名言、迷言が産まれまくる……かも?
●顔面妄想シリーズ 隠崎さん
顔面にボールが直撃! 黒板消しで煙が! インパクト抜群のさまざまなアクシデントに見舞われて顔が見えない「隠崎さん」のコレクションフィギュア。「顔面妄想シリーズ」として今後も展開予定。
DATA
顔面妄想シリーズ 隠崎さん
- カプセル商品
- 全5種
- サイズ:全長約15センチ
- 発売元:ブシロードクリエイティブ
- 価格:1回300円(税込)
- 2019年8月上旬発売予定
※写真は開発中のサンプルです。実際の商品とは一部異なる場合があります。
●カプセル かやくポーチ
カップ麺に入っているかやく袋のデザインを再現したビニール製ポーチ。カプセルトイでは実在のものをミニチュアモデル化したアイテムが多いなかで、逆にスケールアップさせるという逆転発想が光るアイテム。
充電コードなどデスク周りの小物を入れてみました。透明部分があって中身が見えるのも便利ですね。
DATA
カプセル かやくポーチ
- カプセル商品
- 全5種
- サイズ:全長約150ミリ
- 発売元:ブシロードクリエイティブ
- 価格:1回300円(税込)
- 2019年8月上旬発売予定
※写真は開発中のサンプルです。実際の商品とは一部異なる場合があります。
関連情報
(C)TAMA-KYU
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