自分のイマジネーションを楽しめる!それがINFINISMの世界!!「HG 1/144 ゲッタードラゴン(INFINITISM)」を製作

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近年、2018年1月に公開された映画『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』をきっかけに、次々とダイナミックプロのスーパーロボットたちがHGシリーズでキット化され続けています。

 

 

なかでも、『UFOロボ グレンダイザー』以降、映画では登場しなかったキャラクターたちは“INFINITISM”として展開されて『マジンカイザー』と続き、新作として『ゲッターロボG』からゲッタードラゴンが「HG 1/144 ゲッタードラゴン(INFINITISM))」として登場しました。今回は、そのゲッタードラゴンを自分だけのイマジネーションで楽しんでみたいと思います。

 

先日、『ゲッターロボ アーク』のアニメ化が発表され、ファンたちの注目を浴びているゲッターロボシリーズですが、それに先駆けて発売されたBANDAI SPIRITSさんの「HG 1/144 ゲッタードラゴン(INFINITISM)」を手にされた方も多いことでしょう。“INFINITISM”となったことで原作にとらわれず、自分の中にあるゲッターの世界感を表現する絶好のプラモデルになったといえるのではないでしょうか。キットそのものは、すでに本ウェブでも紹介されているので、ここからはまず私の中のゲッター世界を再現していきたいと思います。

 

早速ですが、塗装もキットの組立説明書の指示とは異なり、原作となったTVアニメのカラーリングを強く意識した仕上げを行っています。特に関節部は、できるだけ目立たないように露出部分はそれぞれの部位の色で塗装しています(昔のアニメロボットって、今のような関節表現があまりなかったので 苦笑)。

 

さらに、INFINITISMならではのパネル表現をより活かすために、各パネルごとのエッジ部分に汚し表現を施してみました。そして、写真だとわかりにくいのですが、各カラーごとにパール塗装でコーティングすることで、金属感のような独特の質感表現を試しています。

 

その上、今回の掲載用として頭部にLEDを仕込んで、撮影映えするように目の発光ギミックを取り入れてみました。

 

あくまで撮影用の追加ギミックなので、本格的な加工工作は行わず、顔面パーツの目の部分にイエローを塗装したプラバンを貼り付けて、本来のパーツをはめ込むためのダボ部分にMr.HOBBYさんの「VAL-01W 1608チップLED 白」を挿入します。

 

電池ボックスとスイッチは、同じくMr.HOBBYさんの「VAL-03A CR1220用電池BOX」を「VAL-04A 延長ケーブル」(※写真では「VAL-04B 3分岐ケーブル」)を使って足元の見えないところまで持っていっています。これは、あくまで撮影用の臨時的な工作なので、みなさんはキットの胴体内や、ベースなどに仕込むのが良いかもしれませんね。

 

ここからは私の中の“ゲッタードラゴン”を表現していきます!

柳瀬敬之氏の描くINFINITISMのデザインは、近年のアニメロボット的で大変素晴らしいものなのでアレンジなど不要なのですが、それゆえに私ならではのゲッタードラゴン“my強化型”を目指したくなりました。ただ、締切などもあって大掛かりな改造等は行えません。

 

そこで、ピンポイントの改造点として“力強い口元”を強調し、自分の中にあるゲッタードラゴンの顔のイメージを具現化する方向としてみました。「原作TVアニメのキャノピーのある口」、「コミカライズ版『ゲッターロボ號』における改修型ゲッター號の口」、「ネオゲッターロボに見られる口(キャノピー)のない鉄仮面のような口」などなど、のちのゲッターロボシリーズに登場するゲッターたちのイメージも取り入れようかと、さまざまな形を考えてみました。そして、もうひとつ用意した顔面パーツになんとなくポリパテを盛って、作業を開始したのですが……。

 

結局、原作TVアニメのイメージに近づける形状になってしまいました(やはり、私の中の「ゲッタードラゴン」というのは、原作TVアニメで見ていたあの顔なんですね 汗)。

 

 

そしてそして!今回はゲッタードラゴンをさらに活かすためのジオラマベースを組んでみます!!

なんといっても、世界観を作り出すには“ジオラマが一番!”ですよね!! そこで、私の中にあるゲッタードラゴンの世界をイメージしてみました。

 

“鬼たちに窮地に追い込まれた竜王たるGドラゴンが、謎のメカ龍の力を得て復活! 深い海底よりメカ龍の頭部に乗って海上へ姿を現し、百鬼征伐の戦いを始める!!” なんていうシチュエーションを再現しようかと思いました(いわずと知れたゲッターファン感涙のあのシーンをインスパイア。苦笑)。その構想を基に実製作を開始。メカ龍の頭部をスタイロフォームのブロックを削り出して大まかな形状を作り出し、ゲッタードラゴンを実際に乗せてみると……。

 

 

なんと!で、デカすぎる……(汗)

まぁ、当たり前なんですが、メカ龍の頭部の全長だけで5~60センチにもなってしまいました(呆)。この時点で、どう見てもゲッタードラゴンが小さく見えてしまう……主たるキットがおまけにしか見えなくなってしまうという愚行に、この時点までまったく気づかず……というわけで、急遽規模を縮小(泣)。

頭部を半分に切断。こんな風にまとめてしまいました(号泣)。

 

元々のベースサイズの約半分、ボリューム感は1/4になってしまいましたが……。

 

ちなみにメカ龍の頭部は、スタイロフォームでアウトラインを出したあと、頭部前半にバンダイさんが以前発売していた「フレームロボ」のパーツを貼り付けていき、後半はプラバン工作で鎧のような雰囲気の再現を目指しました。塗装は、Mr.カラーで「C28 黒鉄色」をベースに「C9 ゴールド」「C8 シルバー」を吹き付けて金属的表現に挑戦してみました。

 

海面は、最近海外のスケールモデラーの間で流行っている(?)アルミホイルを使用した製作法で作っています。これは、スチレンボードの上にアルミホイルを適当に丸めて棒状にして、高波を想定した部分に貼り付けていき、その上からアルミホイルを覆い、波間のようなデコボコを作り上げ、壁の補修などに使う水性のパテでコーティング。濃紺や深緑などのカラーで塗装し、海面を作り出します。

 

海面ができたところでメカ龍の頭部を所定の位置に固定。海面にはリキテックス社の「ジェルメディウム」を使って水を表現しています。波や水しぶきは、脱脂綿をメディウムで塗り込んだり、ジオラマで使う雪の粉のようなものを混ぜて塗り込んで再現してみました。

 

そこにゲッタードラゴンを乗せてみました。

 

ということで、マイゲッタードラゴンの完成です。これは、あくまで私の中のゲッタードラゴンなので、皆さんそれぞれのゲッタードラゴンがあると思いますので、頑張って自分ゲッタードラゴンを作ってみられてはいかがでしょうか。

 

 

オマケ!

BANDAI SPIRITSさんの「BUILDERS PARTS HD(ビルダーズ パーツ HD)」を使って「ゲッタービーム」を再現してみました。アニメ演出を意識した背景と相まって、雰囲気出てるのでは? と思いますが、いかがでしょうか(笑)。

 

 

DATA

HG 1/144 ゲッタードラゴン(INFINITISM)

  • 発売元:BANDAI SPIRITS
  • 価格:4,950円(税込)
  • 発売中

※商品の写真、イラストは一部異なる場合があります。
※発売から時間の経過している商品は生産・販売が終了している場合があります。

 

(C)ダイナミック企画・東映アニメーション

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