モデラー必見のニューアイテムをご紹介！ライン型やチップ型のマステをザクザク量産できるプラモ向上委員会の「マステスライサーV」を使ってみた！

▲専用カッターとスライダー付きカッターマットがセットになった本アイテム。専用カッターにはブレードカバーと保護キャップが付属します。

▲まずはスライダー付きカッターマットを見てみましょう。スライダーは写真のように左右に動かすことができます。

▲マット部分は取り外しが可能。

▲そして専用カッター。刃先は別売りとなっており、一般的な6mmタイプのデザインナイフの刃を最大5枚まで取り付けることができます。

▲刃を5枚とりつけ、上から見たところ。刃と刃の間隔は1mmとなっています。

▲ブレードカバーをはめ込めば、カッターの準備はOKです。

▲使用しないときは保護キャップをかぶせておきましょう。

▲それでは実際にライン型のマステを切り出していきましょう。まず、スライダー付きカッターマットからマット部分を外します。

▲お次は方眼をガイドに、写真の位置にマスキングテープを貼りましょう。

▲マット部分を再度スライダーにはめこめば、準備はOKです。

▲あとはスライダーの壁面をガイドに、スーッとカッターを引くだけ。カッターの刃は必ず切れ味のよい新品を使うようにしましょう。

▲ちなみに、写真のようにカッターの床面をマットに密着させると綺麗に切ることができますよ。

▲これだけで正確な1mm幅のラインを切り出すことができました。刃を5枚すべて取り付けた状態だと、1mm幅のラインを一度に4枚切り出すことができます。

▲刃の取り付け枚数や位置を変えれば、切り出すマステの幅や枚数を変えることも可能です。写真の状態だと、3mm幅1枚、1mm幅1枚を一度に切り出すことができます。

▲実際に切ってみると、このような感じに。

▲切り出したラインは、写真のように複雑なディテールが入ったパーツのマスキングにも威力を発揮します。フチ取りがラクラク、綺麗な仕上がりに。

▲切り方のバリエーションはこちら。

▲続いてはチップの作り方です。まず写真のように右側へカッターを引きます。

▲続いてスライダーをガイドに、縦にカッターを動かします。

▲そうすると、赤線のように切れ込みが入り、一気にチップを作ることができます。

▲小さなチップを正確に切り出すのはなかなか難儀なので、これは助かりますね！

▲また、刃の本数を変えたり、スライダーを動かしながら切っていけば……。

▲さまざまな形状や大きさのチップを作ることができます。

▲切り出したチップは写真のように、デジタル迷彩風やスプリッター風の塗装時に使っても、とても便利です。

▲また、本アイテムはフリーハンドでカッターを使用し、曲線を切ることもできます。

▲ちょっと下手クソですが、フリーハンドで切り出すと写真のような感じに。ちなみに「マステスライサーV」はマステ以外にも、市販のホログラムシートや薄手のプラ板をカットすることも可能です。

▲さて、ここからは切り出したマステを使った、ちょっとしたアイデア塗装法をご紹介しましょう。取り出したのは「HG 1/144 ガンダムベース限定 ザクII TYPE C-6/R6[ペインティングモデル]」。塗装しやすさを前提としたシンプルな成形色が特徴です。

▲写真のように切り出したマステを貼り、そのまま塗装して剥がせば……。

▲ご覧のように、成形色を使ったリアルタイプ風ラインの完成です。上からウェザリングを施しても問題ナシです！

▲また、逆にライン部分のみを塗る場合のガイドとしても、切り出したマステは便利です。写真の場合、2本のマステの間を塗りつぶすだけ！

▲切り出したマステをガイドに、「HG 1/144 ドム」に赤ラインを入れてみました。やはりジオン系MSにはラインが似合う！

▲「マステスライサーV」、ガンガンマステを使う人にこそ、手に取って欲しいアイテムです！