鍋奉行の「玩具道」――第9回・ミニプラ ゲキレンジャーロボシリーズ(4)~プレイバリューを拡げる武装パーツの魅力~

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

美味しいものが食べたいです。どうも、エンタメライターの鍋奉行です!

若い頃は食べ物にさして興味がなく、極論3食同じものでも全く構わなかったのですが、アラフォーに突入した辺りから嗜好が激変。「どうせなら美味いもの、その場所でしか食べられないものを食べないと損だ」と思うようになりました。とはいえ、いわゆるチェーン店にも定期的に行きたくなるし、特に舌が肥えたわけでもないのが悲しいです。冷凍うどんウマー!

ということで今回は「ミニプラ ゲキレンジャーロボシリーズ」より、ゲキトージャやゲキファイヤーとの獣拳合体が可能な各種武装ゲキビースト(ゲキエレファント・ゲキバット・ゲキシャーク)をご紹介します!

※文中の金額表記は、発売当時の税抜価格です。

▲写真は「ゲキレンジャーパワーアームズ 1.ゲキエレファント」の商品パッケージ。裏面では、ゲキトージャと獣拳合体したゲキエレファントージャの姿と必殺技・大頑頑丸のイメージを掲載し、シリーズ第1弾「ミニプラ 獣拳合体ゲキトージャ」との連動をアピールしている。

 

DATA

ゲキレンジャーパワーアームズ

  • 食玩
  • 全3種(ゲキエレファント、ゲキハンマー、ゲキバズーカ)
  • 各300円(税別・当時)
  • 2007年4月発売

 

DATA

ゲキレンジャーエアロアームズ

  • 食玩
  • 全3種(ゲキバット、ゲキファン、FA[ファイティングアクション]ゲキレッド)
  • 各300円(税別・当時)
  • 2007年5月発売

 

DATA

ゲキレンジャーセイバーアームズ

  • 食玩
  • 全3種(ゲキシャーク、ゲキセイバー、アクションゲキトージャ)
  • 各300円(税別・当時)
  • 2007年6月発売

 

DATA

ミニプラ 獣拳武装ゲキトージャ

  • 食玩
  • 全6種(ゲキタイガー、ゲキチーター、ゲキジャガー、ゲキエレファント、ゲキバット、ゲキシャーク)
  • 各300円(税別・当時)
  • 2007年9月発売

 

遊びを拡げる追加武装が毎月登場!

上記商品データにある3つの「ゲキレンジャー◯◯◯アームズ」は、劇中の武器を中心としたいわゆる「なりきりアイテム」シリーズ。各シリーズの1番目のアイテム(ゲキエレファント、ゲキバット、ゲキシャーク)が、それぞれミニプラシリーズと連動する武装ゲキビーストとなっていて、今回はこちらを紹介することになります。なお4つ目の「ミニプラ 獣拳武装ゲキトージャ」は、シールが銀ピカ仕様に変更され、ゲキトージャと同時リリースされた、実質的な再販アイテムとなっています。

各アイテムとも、DX玩具と比較するとコロ走行用の車輪など一部省略されている部分もありますが、どれも獣拳合体に必要なギミックはクリアしつつ、丁寧に立体化されているのが印象的。ちなみにこの発売スパンの短さも本アイテムの特徴で、発売当時は劇中の登場順に追加されていく武装アイテムとそのプレイバリューを、毎月楽しみにしていたのを覚えています。

 

▲左からゲキエレファント、ゲキバット、ゲキシャーク。サイズ感は他のゲキビーストと同等か、少し大き目に造形。これにより、獣拳武装時は「本体に比べて、やや大振りな武器」感を演出。これにより、劇中と同様の迫力あるポージングが再現可能となっている。

 

個性豊かな武装ゲキビースト

では、まずは各アイテムについて順番にご紹介!

まずゲキエレファントは、脚部・耳・鼻・牙の付け根が可動し、鼻先にはエレハンマーボールを装着可能。獣拳合体時にはボディを分解してエレハンマー・牙パーツ・左右肩アーマーに変形させ、コアロボの各部に装着。牙パーツはゲキレファントージャ時はロボ頭部となり、ゲキエレファントファイヤー時は腕に装着することが可能です。ちなみに合体後に使用される顔パーツはゲキエレファント時も常にむき出しで、個人的にはシュールで好みなのですが、撮影時には注意が必要。今回は牙で上手く隠せました(笑)。

ゲキバットは翼だけでなく頭部や耳、脚部などが多少可動し、バットミサイルも取り外しが可能。こちらはコアロボの背中に装着することで翼となりますが、ゲキファイヤーとの獣拳合体ではシンプルに背中に装着する形で、ゲキトージャとの獣拳合体・ゲキバットージャでは、ゲキバットの尻尾パーツがロボ頭部へ変形します。

ゲキシャークの場合は頭部・右半身・左半身の3つに分解することで、兜と左右の腕に装着する大型武器に変化。ゲキシャーク時の可動部は左右のヒレと尾ビレのみですが、大振りなボディは派手で見応えがあります。

 

▲ゲキエレファントの下半身パーツの内側。武装時は内部のアーム状パーツでコアロボの肩部分を挟み込む仕様で、これにより肩の動きやポージングに合わせてフレキシブルに可動するアーマーとなる。

 

▲ゲキバットのミサイルは、取り外しが可能。DX玩具版にあった発射ギミックは残念ながらオミットされているが、ミサイルはFAゲキレッドに持たせるなど武器パーツとしても使用できる。

 

▲ゲキシャークの頭部パーツ。喉元の辺りに獣拳武装用の顔が隠されており、合体時に展開することができる。また左右のヒレは、変形ギミックの恩恵もあって自在に可動する。

 

獣拳武装でシルエットが激変!

続いて、ゲキトージャやゲキファイヤーとの合体後のプレイバリューについても、簡単にご紹介しましょう。

まずゲキエレファントについては、上半身と下半身が変化する肩アーマーやメイン武器・エレハンマーは、コアロボへ簡単に装着可能。可動域も極力妨げないよう配慮されているので、ハンマーを振り回す豪快なポージングも可能です。この辺り、サイズが小さく素材的にも軽いミニプラならではの長所とも言えるでしょう。

ゲキバットは、各コアロボの背面に装着するため基本的には可動を制限せず、翼を折り曲げて表情を付けることもできるため、様々なポージングが楽しめます。またゲキトージャとの合体時には、翼からハンドルパーツを引き出して手にセットし、必殺技・大分分扇を再現することも可能となっています。

ゲキシャークとの合体では、まずは巨大な頭部が見た目の印象を大きく変えるアクセントとして機能。下半身パーツはゲキトージャやゲキファイヤーの腕を覆うように装着しますが、腕の可動域にはほとんど影響しないためポージングも自在です。

全て揃えれば、コアロボ2体×武装メカ3体の合体バリエーションだけでなく、自在な組み換えによるオリジナル合体も可能。また獣拳武装の種類によって大きく変わる特徴的なシルエットも、本アイテムならではの見どころでしょう。

▲写真はゲキエレファントージャ、ゲキバットージャ、ゲキシャークファイヤー。それぞれにオリジナルの顔パーツが用意されており、獣拳武装時に使用される(ゲキファイヤーとの獣拳武装では使用されない場合もあり)。

 

ということで、今回は「ミニプラ ゲキレンジャーロボシリーズ」の獣拳武装ゲキビースト3種をご紹介しました! 動物メカとしての魅力はもちろん、ゲキトージャやゲキファイヤーのプレイバリューを拡げる武装パーツとしても、本シリーズを楽しむ上で欠かせないアイテムになっていると思います。

次回は「ミニプラ ゲキレンジャーロボシリーズ」の総まとめとして、残るゲキビーストを一気にご紹介していこうと思います。

それでは、続きはまた次回!

【第10回に続く】 ※2022年5月8日(日)配信予定

 

ライター●鍋奉行

食玩や玩具を買い始めることで、人の心を取り戻したフリーライター。アニメ・特撮・フィギュアなどの記事を中心に、各方面で活動中。ロボ系玩具や可動フィギュアが好物で、食玩では特にミニプラシリーズに思い入れが強い。

(C)2007 テレビ朝日・東映AG・東映

関連情報

 

関連記事

上に戻る