神出鬼没連載!?ホロライブプロダクションのメンバーが自分の好きなものについてひたすら熱く語るコラム!~第6回・夕刻ロベル『アイドルマスター』シリーズ編~

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いちオタクからアイドルへ

『アイマス』にハマってライブに通いはじめたときに感じたことですが、ステージの上の彼女たちがすごくキラキラしていたんですよ。すごくキラキラしたなかで、歌やパフォーマンスをしていたんです。そのときの僕はステージに向かって応援する立場だったけど、それを見て、やっぱり「あちら側に立ちたい、ああいうふうになりたい、こういうふうに声援を受けてみたい」という憧れは少なからず抱いていたと思うんです。同時に、そう簡単になれるものではないし、「どうせ俺には無理やろ」という気持ちもあったと思うんですけど……。

それが今、気がつけば僕自身がアイドルとしてステージに立たせていただいている。そうなったきっかけとして、やっぱり『アイマス』の存在はすごく大きいと思います。当時、僕が振っていたペンライトを、今はステージから見る側になっている。すごく不思議な感覚というか、「わ、こういう景色なんだ!」と、ステージに上がるときは勝手ながらちょっとした“エモ”みたいなものを感じながらパフォーマンスしていますね。

もちろん今でも見る側としてもたくさんライブに行くのですが、たとえば『SideM』のライブにいったときなど、「こういう見せ方があるんだ」とか「自分のライブのとき、どんなことをしよう」とか「どういうふうに動けば、こういうふうに思ってもらえるんだろう」とか、ステージを見ながらそういうことも考えるようになりました。やはりもともと見る側の人間だったので、見る側の意志というか、「俺はこういうふうにライブを見ていたから、そういうお客さんが多いんじゃないか」とか「こういうことをしたらお客さんは喜んでくれるんじゃないかな」みたいな部分に気づけるし、そうやってある意味、客観視しながらライブに臨めるのは、ひとりのファンとしてライブに通っていたからだと思いますね。そういう経験とか、僕の活動はすべて『アイドルマスター』シリーズに通じているんだなと思っています。本当に「すべての道は『アイマス』に通ずる」というのは、僕の根本にある言葉な気がします。

ちなみに余談なんですが、2021年におこなわれたホロスターズの1stライブと、『アイマス』のライブがかぶったことがありまして(※3)。そのときは「自分のライブがあるからもともといってたライブにいけないなんて、なんて幸せないけない理由なんだ!」と、感慨深かったですね(笑)。

※3… 2023年3月に開催された「hololive SUPER EXPO 2023」も『アイマス』ライブと期日がかぶった結果、夕刻さんは「hololive SUPER EXPO 2023」での自分の出番が終わってから『アイマス』のライブ会場に向かったとのこと。

 

オリジナル楽曲を夢の制作陣に依頼!

そして自分自身もアイドルとして活動していく中で、2021年に僕のオリジナル楽曲を作ろうという話になったんです。そのとき、「作詞・作曲をお願いしたい方はいますか?」と聞かれたので、作曲を三好啓太さん、作詞を松井洋平さんに僕のほうからリクエストさせていただき、ご快諾をいただくことができました。それでできたのが『POP-TALK』という楽曲なんですが、これはもう、本当にただのいちファンとしてのお願いでした(笑)。

三好啓太さんは僕が『シャニマス』のなかでも大好きな楽曲『星をめざして』を作曲された方で、僕からも「こういうテイストにしてほしい」とか、「こういう音をいれてほしい」というのをお伝えしていたんですが、出来上がった曲を聴いた瞬間に「これー!」ってなりましたね。「すげえ! やっぱりすげえ!」と思いながら、ウキウキした記憶があります。さらにレコーディングのときには実際に三好さんにディレクションまでしていただいて、なんかもう、うれしすぎてわけがわからなくなってしまいました(笑)。

それで曲ができたあとに、『シャニマス』では『Multicolored Sky』や『誰ソ彼アイデンティティー』などを手掛けた松井洋平さんに作詞をしていただいたんですが、これまた素晴らしい歌詞で。いただいた歌詞を見ながら、それに対する理解を深めたり、自分なりの解釈を探るような作業をしていたんですが、「作詞家の方はどうやって言葉を生み出しているんだろう、どういう脳内になっているんだろう」と心底感じましたね。おそらく実際に僕の配信を見ていただいて、人柄などを理解した上で、書いていただいたものなので、「やっぱりすごいな……」と思いましたね。

 

初の『アイマス』公式お仕事は「有識者会談」

そして配信でも「『アイマス』が好き!」と発信し続けていたところ、ありがたいことに実際に『アイマス』公式のお仕事をさせてもらえる機会もいただくことができました。やっぱり配信者として活動をはじめたときに、「いつか『アイマス』のお仕事をしてみたい!」という夢は持っていたので、それが叶ったときには感無量でしたね。本当に、人生なにがあるかわからないです。

ちなみに一番最初にいただいたお仕事は、赤羽根健治さん、ダ・ヴィンチ・恐山さん、月ノ美兎さんとともに『シャニマス』について語る「シャニマス有識者会談」という、かなりディープな内容でした。これには「ゆ、有識者か……」と、出演者一同ビクビクしていた記憶があります(笑)。当初は「こういう場に立ててうれしい!」という気持ちが緊張よりも勝っていたので、「大好きでずっと応援してきたコンテンツだし、大丈夫だろう」と思っていたんですが、いざはじまりますとなったときに緊張がブワッときて。これまで配信やライブなどいろいろやってきましたけど、この「有識者会談」は今まで一番緊張したかもしれないです(笑)。とはいえはじまってしまったら、少しずつリラックスできましたね。

この「有識者会談」でよく覚えているのは、発表になったときに、ツイッターを見たら『シャニマス』の公式Twitterが「夕刻ロベルさんも出演!」とツイートしてくれていたんですよ。それを見て「公式が夕刻ロベルって打ってる! えー!」みたいな、とてもうれしいけど、不思議な感覚になりましたね。

 

誕生祭にはサプライズが!

さらに公式のお仕事をいただけた上に、昨年の僕の誕生日には、なんと担当の声優さんたちから、サプライズでお誕生日メッセージをいただいてしまいました! これに関しては、なんかもう「そんなことある⁉」としか言葉が出てこなかったですね(笑)。そのほかにも『SideM』にゲスト出演された小野友樹さん(※4)とラジオのお仕事をさせていただいたり、ホロスターズの公式番組「わちゃわちゃホロスターズ」に桑山千雪さん役の芝崎典子さんにサプライズゲストとして登場していただいたり……。もう、自分が応援している方たちとそうやって関わらせていただく機会ができているっていうのが、いちプロデューサーとして意味がわからない状況ですよね(笑)。

ただ、そうやって実際に公式の方々の目にふれて「この人を呼んでみよう」とお声をかけていただいたり、演者さんたちとお話する機会をいただけたりというのは、すごく光栄でありがたい気持ちが一番なんですが、僕自身がずっと応援してきている身なので、なんていうんでしょう、すごく難しい感情ではあるんですが、あまり深入りしすぎないというか、夕刻ロベルでありながらも、あくまで応援しているいちプロデューサーだぞという気持ちを忘れないようにしなきゃいけないなとは思っています。そこの部分はバランスをとりながら、「陰ながら応援させていただいております。でもお仕事をやれたらうれしいです!」というスタンスでやっていきたいですね。

※4…小野友樹さんは『グランブルーファンタジー』とのコラボ企画の際、『アイドルマスター SideM』に『グラブル』のキャラとして出演されました。

 

『アイマス』は人生です!

一番最初のアーケード筐体『THE IDOLM@STER』がはじまってから、今年で18年目だと思うんですけど、最近では『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』の製作も発表されましたし、18年続いて今なお新しいものを提供してくれる……『アイマス』は本当にすごいコンテンツだと思います。

今後、『アイマス』でなにか企画ができるとしたら、なかなか実現は難しいとは思うんですが、過去のライブ映像の同時視聴をやってみたいですね。僕自身がいったライブもたくさんありますし、そういうのをみんなで一緒に見れたら楽しいだろうなって思っています。それから、自分の好きな楽曲を紹介する企画とかもやってみたいですね。そうやってゲーム面だけでなく、楽曲面やライブなどもクローズアップできたらおもしろいだろうなと思っています。あとはそれこそ「シャニマス有識者会談」のときみたいに、『アイマス』好きな人が集まって語る企画とか……考えはじめたら尽きませんね(笑)。

僕にとって『アイマス』は、大げさな言い方になってしまうかもしれないけど、本当に人生だと思っています。2011年くらいに出会ってから、どんどんコンテンツが増えていって、気がついたら10年以上応援しているコンテンツって本当にほかにないんですよ。10年以上経った今でもゲームで沼ったり、実際にライブに足を運んでいろんな刺激をもらったり。さらには最近、僕は恥ずかしながらフィギュアにハマってしまったので、それを見て「おお、いい!」となったり(笑)。いろんな観点から楽しませてくれて、いろんな活動につながるコンテンツだと思っているので、やっぱり僕は『アイマス』なくしてこの人生はないといえるくらいに大好きなコンテンツです!

 

夕刻ロベル PROFILE

ゆうこく・ろべる。9月26日生まれ、初配信日は2019年12月24日。隠れ家的BAR「ROBEL」のマスターで、最近買った眼鏡は執事眼鏡eye mirrorの桑山千雪コラボモデル。2023年7月22日(土)には自身初となる単独リアルイベントを、東京・渋谷のTOKYO CULTURE CULTUREにて開催!

 

(C) 2016 COVER Corp.

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