神出鬼没連載!?ホロライブプロダクションのメンバーが自分の好きなものについてひたすら熱く語るコラム!~第6回・夕刻ロベル『アイドルマスター』シリーズ編~

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

毎回ホロライブプロダクションのメンバーが登場して、“ジャンルの垣根なし・なんでもアリ”で「自分が好きなものについて熱く語るだけ!」という、オタク全開早口推奨のコラム連載第6回! 今回はお喋り大好きで卓越したトークスキルを持つ隠れ家的BAR「ROBEL」のマスター、ホロスターズ2期生の夕刻ロベルさんに、『アイドルマスター』シリーズについて熱く語っていただきます!

 

夕刻ロベル、『アイドルマスター』シリーズを語る!

ホロスターズ2期生、BAR「ROBEL」マスターの夕刻ロベルです! 今回は僕がもう10年以上ずっと追いかけ続けている『アイドルマスター』シリーズについて語らせていただきます!

僕が最初に『アイドルマスター』シリーズにふれたのは2011年くらいで、ニコニコ動画がきっかけでした。そのころ、ニコニコ動画には『アイマス』の楽曲がたくさんアップされていて、「これはなんの曲なんやろ?」という感じで、『アイマス』の楽曲だとは意識せずに聴いていたんです。今思い返してみると、それが一番最初の出会いでしたね。

それからしばらくして、学生時代のすごく時間がある時期に、「深夜アニメをめちゃくちゃたくさん見る!」というのにハマっていたことがあって。そのときにちょうどアニメの『アイドルマスター』が放送されていて、その中で流れるその楽曲を聴いて、「あれ?これ俺がニコニコ動画で知ってるやつや!」と、“アイマス”を知っていった感じですね。さらにタイミングよく、同じくらいの時期にPS3版の『アイドルマスター2』が発売されて、それをプレイしたことをきっかけにして、僕は本格的に『アイマス』シリーズにどんどんとハマっていくことになりました。

あとは当時「モバゲー」が流行っていたんですが、「モバゲー内でも『アイマス』ができるらしいぞ!」と聞いて、同じ年にサービスがはじまったソーシャルゲーム版『アイドルマスター シンデレラガールズ』もやっていましたね(※1)。『デレマス』以降は『デレステ』『ミリシタ』などの音ゲーも含めて、ほとんど事前登録から入れていると思います。

それでゲームをやるようになってからは、導かれるようにライブにも参戦するようになりました。途中、就職などで忙しくなってなかなか通えなかった時期はあるものの、『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』『シャイニーカラーズ』は1stLIVEからいってますね。そうなれば当然のようにライブのグッズやキャラクターグッズも欲しくなり……というように、僕は『アイマス』シリーズのコンテンツ全体に沼っていくことになったんです(笑)。

※1…そのハマりっぷりの詳細が気になる方は、夕刻さんのYouTubeチャンネル「Robel.Ch」内アーカイブを参照されたし。

 

『アイマス』は“父性育成ゲーム”だと思う

僕がこれほど『アイマス』にのめりこんだ理由として、最初はやっぱり「かわいい子たちが歌ったり踊ったりする」というところだったんですが、ゲームをプレイしていくうちに、「ひとりの女の子をアイドルとしてプロデュースする」という大前提こそがこのシリーズの魅力だと思うようになりました。

やっぱりひとりの女の子がアイドルとしてやっていく以上、その過程で悩みや葛藤があるわけで、『アイマス』ではそういう「人間ドラマ」みたいな部分をきちんと描いてくれるので、「その子にも人生がある」というリアリティを強く感じさせてくれるんですね。そんなところを見ていたら、どうしたって「俺がこの子をどうにかステージで輝かせてあげなきゃ!」という“父性”みたいなものが沸いてくるじゃないですか。ここが「女の子とコミュニケーションをはかって恋愛に発展していく」という一般的なギャルゲーと『アイマス』の違う部分だと思っていて、僕は誠に勝手ながら、『アイマス』を「父性のプロデュースゲーム」と呼ばせていただいています(笑)。そういうところでのめりこんでいったのが大きかったです。

ちなみにファンが応援している子のことを、ほかのコンテンツでは「〇〇推し」みたいに表現すると思うんですけど、いわゆる『アイマス』界隈では、「〇〇担当」という言葉をつかう独特の文化があるんです。このあたりにも、ほかのコンテンツとちょっと違う関係性みたいなものを感じられる部分かもしれないですね。

 

夕刻ロベルの担当遍歴

もちろん登場する子たちも魅力的で、僕が一番最初に担当になったのは765プロの如月千早ちゃんでした。僕はけっこうビジュアル的なところから好きになることが多いんですけど、クールな感じで歌もうまくて、最初にビビッときたのが千早ちゃんでしたね。そこから各作品ごとに担当ができてきたわけですが、次が『シンデレラガールズ』の新田美波ちゃんで、この子にハマったことで“アイマス熱”がより加速していったところが多分にあります(笑)。『シンデレラガールズ』は当初、「みんなおなじくらい好きだよ~」みたいな感じで分け隔てなく推していたんですが、美波ちゃんが途中で追加されてからは、もう一筋で(笑)。初登場が2012年だったと思うんですが、そこからもう11年間ずっと好きな子ですね。

美波ちゃんはラクロスをやっていてスポーティな子なんですけど、第一印象はそこまでビビッときたわけではないというか、「この子が今回追加される子で、こういう感じの子ね」ぐらいだったんです。ところがですね、『シンデレラガールズ』はカードとカードを組み合わせたら別のイラストが生まれるというシステムなんですけど、それで出てきたイラストが、「健康的ながらどこか妖艶な一面がある」というのを見事に表現していまして……。まんまと「あ、こんなん好きやん!」となってしまい、そこからずっと応援してますね。完全に第一印象とのギャップにやられてしまった感じです(笑)。

その次の『ミリオンライブ!』では、篠宮可憐ちゃんが好きで、この子は見た目は派手なんだけど引っ込み思案というタイプの子です。さきほどもいいましたけど、僕はホントにビジュアルから入るタイプで、好きな系列が決まっているというか、「たれ目でロングヘアでスタイルがいい」みたいな子を好きになることが多いんです。これに関しては僕の配信の視聴者さんにも伝わっていると思うし、事務所の先輩からも「あの目をしてる子だよね」と突っ込まれてしまいました(笑)。

それから男の子のアイドルをプロデュースする『アイドルマスター SideM』では、北村想楽くん。勝手な解釈になってしまうかもしれないんですけど、この子は綺麗目なビジュアルで、考えていることの奥深さがある、なかなかつかめない感じの子です。そして『アイマス』の一番新しいシリーズで、今僕がもっとも応援しているコンテンツである『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(通称『シャニマス』)では、桑山千雪さんが好きですね。またしても「あの目」をしているアイドルを好きになって、応援しています(笑)。

▲画像は夕刻さんの『シャニマス』における担当である桑山千雪さん。配信では「お迎えチャレンジ」がおこなわれることも(画像は夕刻さんの配信より)。

 

必ず刺さる曲があるはず!

さらに『アイマス』を語る上で外せないのが、アイドルたちが歌う楽曲だと思います。『アイマス』シリーズは現在5ブランドあって、正確な数字はちょっとわからないのですが、発表された楽曲をあわせると1000曲は超えているのではないでしょうか。

その中にはアニメの曲調に近い楽曲であったり、キャラクターソングに近いものであったり、はたまたその時の流行をとりいれたものであったりと、幅広いジャンルの楽曲があって、とても間口が広いんですよ。まだ『アイマス』をぜんぜん知らないという人も、「これ好きだな!」と刺さる曲が必ずひとつはあると思うので、ぜひとも聴いてみてほしいですね。

僕が入門編を聞かれたとして、選ぶならなんでしょうかね……。僕が今、一番応援しているコンテンツが『シャイニーカラーズ』なので、その中からであれば、まずはやはり全体曲の『シャイノグラフィ』でしょうか。僕も大好きな曲なんですが、これはもう、ストレートにエモいアイドルソングという感じで、誰が聴いても「おお!」ってなると思います。それから「SHHis」という二人組のユニットがあるんですが、その楽曲である『Fashionable』。SHHis自体がK-POPに近い雰囲気というか、ダンサブルな曲が多いユニットなので、K-POPなどが好きな人は刺さるんじゃないでしょうか。あとは黛冬優子ちゃんが歌っている『SOS』もオススメです。これはTikTokでバズったりもしていたので、『アイマス』を知らないという人でも聴いたことがあるかもしれないですね。

最近は『アイドルマスター』公式でも「歌ってみた」のようなミュージックビデオを作ったりしていて、YouTubeやTikTokにも目を向けているのかな?という施策もあるので、そういうところから入ってみるのもいいのではないかなと思います。そのほかにも、好きになった楽曲の作詞家さんや作曲家さんから自分好みの曲を探していくのも楽しいと思うし、そういうことができるのも、豊富な楽曲が存在するからなんじゃないかなと思いますね。

▲久々に声出しが解禁となった合同ライブ「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」のあとには振り返り配信もおこなわれました(画像は夕刻さんの配信より)。

 

自分もライブをするようになって声優さんのすごさを実感

また、実際にライブにいって生で聴いてみると「うわ、この曲ライブで聴くといいな!」という曲も生まれてくると思うので、ぜひライブも体験してみてほしいです。『アイマス』のライブは、キャラクターを演じている声優さんが実際にパフォーマンスをするのですが、「声優さんってこんなこともするの⁉」というくらいめちゃくちゃ歌って踊っているし、「きっと声のお仕事の隙間をぬってダンスレッスンをしたり、ライブにあてる時間を作ったんだろうなぁ……」なんてことを想像すると、それだけで胸が熱くなります。『アイマス』の声優さんたちって、「自分が演じているキャラクターがステージに立ったとき、どういう表情をするんだろう、どういう表現をするんだろう」ということを考えながらライブに臨んでいるのがすごく伝わってくるんですよ。もうね、それに対していちプロデューサー(※2)としては、「ありがとう!」の気持ちしかないですよ。本当にすごいな、ケガだけはしないでねっていつも思っています!

さらに僕の場合、自分自身が歌って踊ってのライブをするようになってからは、ステージでパフォーマンスをする声優さんのすごさを肌で実感するようになりました。まず、踊りながら歌うと息がゼーゼーするんですよ(笑)。あと、簡単なように見えるけど、笑顔で歌うっていうのがすごく難しいんです。練習しながら「こんな大変なことをやってたのか! 表情のことまで考えながらやるのむずーっ!」と思ったのをすごくおぼえています。さらにそこに、自分がパフォーマンスする上で伝えたいニュアンスが入ってきたり、ステージに立つ緊張もあるし、ライブに向けての葛藤や悩みもあるし……追体験といったら大げさですけど、そういうことを少しでも実際に自分で体験したことで、「たぶん声優さんたちはすごい大変な思いをしながらこのステージに臨んでいるんだろうな……」と想像できるようになりましたね。

※2…『アイマス』シリーズのプレイヤー・ファンの総称。略称は「P」。

 

>>次ページ

夕刻ロベルさんによる
『アイマス』語りはまだまだ続きます!

(C) 2016 COVER Corp.

1 2

関連情報

 

関連記事

上に戻る