【これが巨神の発動か】食玩「スーパーミニプラ伝説巨神イデオン」！発動セットで美麗仕上げと変形を両立！＜完成編＞

公開日：2016年10月29日 07:00

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電撃ホビー編集部

食玩の枠を超えた組み立てプラキット“スーパーミニプラ”シリーズ。第2弾となる「スーパーミニプラ伝説巨神イデオン」も発表されるやいなや話題沸騰となりました。そんな最新アイテムが本日10月29日いよいよ発売となります！

ソル・アンバー、ソル・バニアー、ソル・コンバー３形態への分離・変形に加え、「発動セット」ではイデオ・ノバ、イデオ・バスタ、イデオ・デルタへの変形と、波導ガンまでもフォロー。組み立てキットイデオンの決定版と呼べる本アイテムを、古木誠人が簡単工作で作例レビューします。

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▲完成したイデオン、まずは前後カットを。美しい表面処理でサイズ感を間違えてしまうような精緻な完成度になっています。全身に強く入ったモールドを強調するため、スミ入れのカラーは敢えて強めに施したとのことです。

古木：また出来の良い食玩キットを出しちゃいましたね！　バンダイさん！　ザブングルも凄かったけど、このイデオンもスゴーい！　何がスゴいのかというと、イデオン本体のパーツの合わせ目がほとんど気にならない！　組みやすいし、全身にモールドが入っているし、格好いい！

今回は編集部からのリクエストで、簡単な加工で製作してみてくださいとのこと。各パーツのパーティングライン消しや、ゲート処理、目立つヒケだけ処理する作業を基本工作とし、パーツの合わせ目は極力消さない方向で、また、各部位に簡単な加工を施してみました。

頭部

▲簡単仕上げではありますが、シールは使っていないこの古木氏版イデオン。見上げるアングルだとほとんど見えない胸回りは、黄色や赤など多数の色が集中するイデオンの見せ場となるパート。ここをしっかり塗り分けることで見栄えがグッと素敵になります。工作編で紹介したパネル裏や首後ろの穴埋め加工も効果的にハマっています。

胴体

▲腹部側面や、背部タイヤハウス横のディテールアップなどがしっかり効いている胴体部分。強いスミ入れがモールドを際立たせ、得体のしれない“遺跡”感がアップしています。

腕部

▲合体変形用の穴を埋めるパーツを用意したことで、一体感が増している腕部。

▲袖部分のイデオンソード用放出口は、劇中設定にあわせて穴の数を8個に変更しています。

▲腕部の穴は片側4カ所。これを3パーツで隠しており、変形時には取りはずせます。

脚部

▲腕部同様に穴埋めパーツが聞いている脚部。シャープになったつま先ブレード部分、スペーサーを挟んだことでよりメカ的な安定感が増した足首など、細かな工作が効いています。側面ミサイルハッチはシーンによってさまざまなカラーリングがありますが、今回は暗色での塗装を選択。

▲足裏もこの密度！　変形後も効果抜群の部分なので、手を加えたいパートです。

▲素組み＋シールとの比較。質感がグッと増していることがお分かりいただけると思います。一方で、「（胸部シャッターなどの）メタリックな質感はシールもいいですねえ」と撮影中に古木さんがしみじみ見比べる一幕も。

▲脚部の穴は2カ所。これにタイヤハウスの1カ所を加え、腕部４カ所と合わせ7カ所すべてを取りはずし可能なパーツでふさいでいます。

▲ポージングも完全に生きています。まずは立ち上がるシーンから。腰部分の違和感のなさにぜひ注目。

▲全方位ミサイルだってもちろんこの通り。腕のポジションは探求しがいがあります。

▲重機動メカを粉砕する、この大胆な蹴り上げ！　腰回りの可動は息をのむ優秀さなので、ぜひ堪能していただきたいパートです。

イデオンガン

▲細かな塗装がかなり効いているイデオンガン。側面アームとサイトの蛍光色は見せどころとなっています。噴射孔のついた主脚は展開状態に差し替えできます。

▲加工された砲口部分もかなり「撃ち出せそう」な感じに！

▲専用台座でバッチリ構えられるギミックも健在。自重があるイデオンガンですが、バランスをうまくとれば工作編のように自立も一応可能です。

ソル・アンバー／ソル・バニアー／ソル・コンバー

▲ソル・アンバー。先の変形用の穴を塞いでいた改造パーツを取り外せば、スムーズに変形可能です。

▲ソル・バニアー。やはり機首部分の色の集中ぶりが圧巻。

▲ソル・コンバー。タイヤカバーを赤で塗装したことで、本体との一体感がかなりアップしています。

イデオ・デルタ／イデオ・ノバ／イデオ・バスタ

▲イデオ・デルタ。翼らしい断面を与えられた水平翼と垂直翼で、かなり飛行機らしく。背面から見たときのノズル部分のニュアンスも向上しています。

▲イデオ・ノバ。塗装による恩恵を最も受けている形態です。古木氏曰く「塗装が一番大変でした」という形態。とにかく多い色数に加え、各部レーダーの表現、開孔された砲塔とミサイルポッドなど見どころも多いです。

▲イデオ・バスタ。イデオン時にサイドアーマーとなっているカナード翼部分には、プラ版を貼ってシャープ化が図られています。差し替えとなったことで天面を覆った翼の再現度も抜群。

古木：今回は難しい加工は施していないので、「何かひと手間かけたいなあ」と思ったときに参考になれば幸いです。特に、各機体が合体し、イデオンになったときに腕部、脚部にある「穴」が気になりました。この「穴」は、各機体へ変形するときに使用するパーツの取り付け穴。そこで「穴」を隠すパーツを作ってみました。プラ材で簡単に作れるのでオススメです。ぜひチャレンジして見てください。出来の良いキットなので2セット購入して、1つは変形をオミットして作りこんだイデオン、もう1つは変形合体を楽しむ用にキープしておくのも良いかもしれません。今回の「スーパーミニプラ　イデオン」、食玩でここまでやるのか!?　と感動しました。今後、このシリーズがどんな進化をするのか非常に楽しみです。