「電撃ガンプラ王2014」審査員にチェックポイントを聞きました!

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「電撃ガンプラ王2014」応募締切まで残すところあと4日。

締切前最後の週末で総仕上げをしようという方も多いのではないでしょうか?

 

そんな方たちの参考になること間違い無し! 今年の審査員の方の中からお二人に、審査する際のチェックポイントを聞いてみました。

 

まず一人目は、「電撃ホビーマガジン」で連載を担当されている桜井信之さんです。

 

■一次選考を通過するためのポイント

模型でも何でも同じことですが、基礎を確実に身につけるのは大切です。パーティングラインや合わせ目処理、塗料の濃度やツヤのコントロール…。すべて大切な基本技術です。

しかし、一次選考突破のカギは“インパクト”です。多数の応募作品の中から、読者や審査員の目にとまる強烈な個性が大切です。そのために珍しいアイテムを製作するのもいいでしょう。眼を引く派手な塗装も印象に残ります。模型のポージングや展示方法も大切です。とにかく数ある作品の中から“際立って目立つ”ということも予選突破の大切なカギです。

基礎技術の次に個性と思われがちですが、実は逆で、一次審査で大切なのは“インパクト”なのです。

 

■最終選考でのチェックポイント

一次選考を突破すると、直接作品を見て最終審査となります。ここでポイントになるのが「基礎的な工作・塗装がきちんとできているか?」です。一次選考でどんなに強烈な個性を放っていても、現物を見てみると表面処理が甘かったり、スミイレが雑だったり、塗膜が荒れていたり…。写真ではわからなくても、現物を見ると如実にわかってしまう事があります。

「この作品、とてもカッコいいんだけど、工作が粗いんだよねぇ、もったいないなぁ…」という声が毎年聴こえてきます。最終審査で最後まで残るのは、「確実な技術に裏付けされた、光る個性」ということになります。

とはいえ、「この作品、工作は粗いんだけど、頭から離れない!」、「テクニック的には今ひとつだけど、それがどうした。こんなカッコイイ作品はない!」など、理屈や技術を超えた作品が入選することもあります。

いえ、毎年そんな作品が必ず入選しているのも事実です。実はみんなそんな作品が見たくて、毎年審査に加わっているのです。

応募締切まであと少し。時間的にはみなさんフィニッシュワークに入っている頃だと思いますが、最後まで入選目指して頑張ってください!

 

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プロフィール:

さくらい・のぶゆき…スケールモデルからガンプラまで幅広く扱う『電撃ホビーマガジン』の雑食系エースモデラー。

「電撃ホビーマガジン」で連載「サクライ総統の国民総モデラー化計画」を担当しており、ハゥトゥ記事にも定評がある。

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▲「ガンダムホビーライフ003」掲載 MG ジオング(製作:桜井信之氏)

 

 

続いて、「電撃ホビーマガジン」でも多くの超絶作例を掲載しているプロモデラーNAOKIさんに審査のポイントを聞きました。

 

■審査のポイントはバランスです

私の審査基準は①多くの作品の中に埋もれない見せ方のアイデア、②アイデアや作品コンセプトのセンス、③それらを具現化する技術力です。

これらのポイントがそれぞれ高次元で備わっていればいうことなしですが、要はバランスです。

悪目立ちするだけでは初見で終わってしまいますし、細部まで作り込まれていても、それを見せるアイデアやセンスがないと「すごいけど地味な作品」という印象で終わってしまいます。

そしてこれは意外と大事なポイントなのですが、例えばネットなどで見かけた作品と、この大会で初めて見た作品の2つのどちらを選ぶか迷った場合は、間違いなく後者を選ぶと思います。このように、「この大会に向けて製作した!」という意気込みが最後の最後で票を分けることもあります。ラストスパート頑張ってください!

 

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プロフィール:

なおき…これまでにも本誌で数々の作例を担当してきたプロモデラー。現在4冊目まで刊行されている「ガンダムホビーライフ」のモデリングアドバイザーも担当している。

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▲「ガンダムホビーライフ004」掲載 RX-0 ユニコーンガンダム (製作:NAOKI氏)

 

審査員のお二人のチェックポイントはここから仕上げ段階に入る方の参考になったのではないでしょうか?

このポイントも押さえつつ、応募締切前最後の週末を活かして自分なりのガンプラを仕上げてくださいね!

 

応募の際は、こちらのレギュレーションをしっかりチェックし、漏れがないように注意してください。

では、締切まで残りわずかですが、みなさんの力作をお待ちしています!

 

<関連情報>

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(C)創通・サンライズ

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