『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』前夜祭舞台挨拶「今日は美味い酒が飲めそう」と太田垣康男さん

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6月25日(土)より全国15館でイベント上映がスタートした『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』の、前夜祭舞台挨拶が24日(金)に東京・新宿ピカデリーで行われました。

 

 

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、太田垣康男さんが手がける原作コミックスを『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の圧倒的なクオリティで知られるサンライズ第1スタジオがアニメ化した作品。 2015年12月より有料配信がスタートした全4話をまとめ、新作カットを加えたディレクターズカット版が『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』となります。

 

ステージには監督の松尾衡さん、原作者の太田垣康男さん、音楽を担当したジャズ・ミュージシャンの菊地成孔さん、サンライズのプロデューサー小形尚弘さんが登場。小形さんがMCを務め、制作にまつわるクロストークを展開しました。

 

 

太田垣さんは自身の原作がスクリーンで上映されることについて「想像の域を超えていて感動した。漫画を勉強するために映画を見るほど映画好きで、自分の作品がスクリーンで見られるとは。今日は美味い酒が飲めそうです」とジョーク混じりに喜びを語りました。

 

 

イオ・フレミングはジャズ、ダリル・ローレンツはポップスと、好きな音楽を対比させていることについては「キャラクターの心情を、歌の歌詞や雰囲気で表現しようと思った。イオのジャズ好きが先に決まりましたね。彼はハイソな出なので、ロックではなくジャズだろうと」と太田垣さん。本作の特徴であるキャラクターと音楽の関係性に言及しました。

 

そんな本作の音楽制作を担当した菊地さんは「僕はクールジャパン(アニメやゲームなど)を一切たしなまない。アニメは『ど根性ガエル』を見ていたのが最後です」と話しつつ、「(本作の音楽を担当したことで)取材の数が200倍になった。200倍というのはあながちオーバーでもなくて、普段なら日本に2つしかないジャズ雑誌の取材を受けて終わりですが、インタビューの予定で1日が埋まるようになった」と予想外の反響に驚いた様子でした。

 

 

アニメ化にあたり、実際にジャズを音楽として盛り込む際には、そんな菊地さんからの提案による部分が大きかったそうです。太田垣さんは原作で、ジョン・コルトレーンなど実在のジャズプレイヤーの名前を登場させましたが、曲調などはあまり考慮せず、読者にも分かるような知名度の高さを優先したとのこと。

 

原作を読んだ菊地さんは、描かれた戦場の激しさを読み取り「楽しいジャズだとあまり合わないかなと思って、フリージャズという5・60年代の凶暴なジャズをプレゼンしました。もちろん、先生(太田垣さん)の意向もありますから、そこを汲みつつやっていこうと思ったらあっさりOKが出て……」と振り返りました。

 

松尾監督は「正直、コルトレーンのジャズは(戦闘シーンのBGMとしては)不安がありました。フリージャズを実際に聞かせてもらって、これならいけるなと。ダリルとのコントラストもよりハッキリと出るから、その場でOKを出してしまいました……」と、実は監督の一存だったことを明かしました。

 

それを受けた太田垣さんが「(相談は)なかったですね。でも、お任せして大正解だったと思います」とにこやかに応じる場面もあり、トークは和やかな雰囲気で進行しました。

 

最後の挨拶では「薄々お察しいただいてるかと思いますが、あれで続きがないのはおかしいですよね!」と、続編を臭わせる新作カットについて言及する太田垣さん。観客の拍手を受けつつ、「この祭りをより広げるために、応援よろしくお願いします」とメッセージを送り、舞台挨拶を締め括りました。

 

 

 

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(C)創通・サンライズ


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