『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBERSKY』イベント上映最終日に開催されたスタッフトークショーの公式レポートが到着!

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太田垣康男さんが手がける漫画原作をアニメ化し、その全4話に新作カットを加えたディレクターズカット版『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBERSKY』が、7月8日(金)に2週間のイベント上映を終えました。

 

上映最終日には、東京・新宿ピカデリーでスタッフトークショーが開催。監督の松尾衡さん、アシスタントプロデューサーの小橋泰文さん、制作デスクの仲寿和さん、第3話作画監督の田頭真理恵さんが登壇し、制作裏話を披露しました。そのスタッフトークショーの様子を記した公式レポートが到着しましたので、それぞれのトーク内容をご紹介しましょう!

 

 

 

松尾衡監督

 

——田頭さんについて

 

普通は総作画監督が一人いたりするんですけど、今回に関しては各話の作画監督の個性が出ていいんじゃないかっていうコンセプトでやってみました。田頭さんにはものすごい頭下げてお願いして原画も1話からやってもらってました。かなり無茶振りをした相手がここにいるので肩身がせまいんですよ(笑)

 

——制作について

 

今回は制作が素晴らしくて、当たり前にちゃんと仕事してくれたんです。たとえば小橋くんが美術の凄い人呼んでいてくれたりとか、仲くんでいえば、ここにいる上手い原画マン(田頭さん)を引っ張って来てくれたり、あるいは言うことを聞かない原画マンに張り付いて原画を上げさせるとか、そういう地道な事をやってくれているんです。

 

どこのスタジオもやってはくれているんですが、ちょっとずつ足りない事の積み重ねでやっぱりクオリティって落ちていくんですよ。僕の仕事はやっぱり引き算なので、これはあきらめなければいけないとか、これは妥協しなければいけないとか、そういう事が少なければ少ないほど、いいものになっていくんで す。これを制作が粘ってやってくれているから、いいものができるんです。いくら上手い人が揃っても、制作がダメだったら絶対ダメなんですよ。それを上手いことやってくれたのがサンライズ第1スタジオの制作なんです。

 

——本作のCGについて

 

この作品は手書きがすごいってよく言われてますが、たとえばコックピットって90パーセントCGなんですよ。あと格納庫とか、デブリの一部とか人数は少ないですがCGもやってもらっていて、そういう後押しがあったから、モビルスーツを手書きで出来たんです。なので、手書きガンダムって言わないでちょっとだけでも頭にCGもいれておいて欲しいですね。

 

——こだわる田頭さんとのエピソード

 

終盤スケジュールがなくなってた頃、外出している時に電話が掛かってきて、11月の寒い公園で長電話してたら風邪ひいてしましたね(笑)

 

田頭さんもこだわって、譲らないんですよ。でも大抵上手い人はみんなそうなんですけどね。

 

——最後に

 

もうこれで上映も終わりで、僕的には仕事が一段落すると思いますが、少し寂しい気持ちになりますね。皆さんとはこれで一 旦お別れということで、どっかでまたお会いできるのを楽しみにしております。

 

 

小橋泰文さん

 

——制作について

 

『サンダーボルト』は連載が早くて、『ユニコーン』をやっている時には3巻まで出ていたんですね。これはまずいぞ、これをやるとなると結構本気でやらなきゃなって思っていたところに、松尾さんが監督に決まって、色彩のすずきたかこさん、特効の谷口久美子さんを入れてくださいってリクエストを頂いて。

 

背景もこのレベルについて来れるかたではないといけないということで、中村(豪希)さんが運よく一緒にやって頂くことになって、すごいクオリティが上がったので本当にラッキーでしたね。今回音楽も菊地さんがやってくださり、運が良かった作品だと感じていて、スタッフワークに関しては満足しています。

 

——イオとダリルなら

 

今回結構僕はダリルが主人公って思っていますね。ダリルのどんどん体を傷つけて行くっていうのは、制作のマゾの感じに似ていますね(笑)

 

 

仲寿和さん

 

——問題が起こった時は

 

比較的オブラート包んで伝えたりとか、ごめんなさいってところはちゃん伝えたりとか最終的なフィルムが良くなるようにっていうのがあるので、各所に可能な限り気を使ってやっていましたね。

 

——こだわる田頭さんとは

 

制作的にいうと待てば待つほど、上がってきたものみてチクショウって思わされるんです(笑)

 

だいぶ焦らされるんですけど、この原画をみてしまうと、また頼んでしまうんですよ。松尾さんも「待てば、あの人は良いものあげてくるから」って理解してくれているので、僕らもそういう意味で覚悟を決めれましたね。

 

 

田頭真理恵さん

 

——作画について

 

見えないところをちゃんと描こうっていうことを心がけてなるべく観ている人たちに伝わるように作っていました。今回はプレスコ(声優が先に録音する)だったので、作画がセリフのニュアンスになるべく合うように気を付けました。

 

——イオとダリルなら

 

あまりキャラクターを決めたくないですがどっちかというとイオ派ですね。人間くさいし、男くさいって言うのが 前面にでているので魅力的でした。イオは難しかったです。いい男の描き方とか、ああいう男臭さを表現するのが意外と難しいって思いました。

 

 

 

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