あの『量産型リコ』が帰ってくる!『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』放送直前 与田祐希さん、望月歩さん、前田旺志郎さんスペシャルインタビュー!

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昨年放送され、好評を博した深夜ドラマ『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』。“プラモデルがテーマの深夜ドラマ”という打ち出しから見はじめたけれど、登場人物たちがプラモデルを通じて成長していく姿や、コミカルだけど切実なストーリーに引き込まれ、その“エモさ”にやられてしまったという人も多いのではないでしょうか。

そんな『量産型リコ』の“もうひとつの世界”を描く『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』が6月29日(木)よりテレビ東京系にて放送開始! 今回のドラマでは、前作に出演したキャスト陣が同姓同名のまったく異なる役柄で登場し、前作とは違うあらたな物語を見せてくれます。

電撃ホビーウェブでは、そんな『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』の主演である小向璃子(リコ)役の与田祐希さん、さらに高木真司役の望月歩さん、浅井祐樹役の前田旺志郎さんの3人にインタビューを実施。作品への意気込みや、お互いの印象の変化についてお話をお聞きしました!

――あらたな『量産型リコ』の始動、おめでとうございます! まずは新作が決まったときの率直な感想を教えてください。

与田 ありがとうございます。もう一度『量産型リコ』をやると聞いたときは、なによりまず「またみんなに会える!」という気持ちが強かったです。前作が自分の中ですごくいい経験になっていたので、引き続き共演者のみなさんと一緒にお芝居をできるのがすごく楽しみでしたね。『量産型リコ』は、ファンの方からも「ドラマ見たよ!」とか「あのドラマすごく好き!」といまだにいっていただけていて。2作目をやることで、またみなさんに喜んでもらえると思うとすごくうれしかったです。

――やっぱりファンの方からの反響は大きかったですか。

与田 大きかったですね。この作品をきっかけにプラモデルを作ったよという方がたくさんいて。乃木坂46のイベントでも、自作のプラモデルを見せてくれる方がけっこういたんですよ。オリジナルのザクを見せてくれた方もいました。

前田 僕もお話を聞いたときは、素直にうれしかったですね。やっぱり2作目ができるっていうのは、前作がそれだけ人気があった証拠なので。もう一度同じタイトルの作品に、同じメンバーで集まって、同じ役名で携われるのは役者というお仕事をしていてすごく幸せな瞬間だなと思います。

――望月さんはいかがでしょう?

望月 やっぱり僕も、ふたりがいっているように「うれしい!」という気持ちが一番でした。ただ、それと同時に、「前作を見ていただいた方が、今回の『量産型リコ』を見てがっかりしないようにしないと」というプレッシャーはすごく感じていて。「どう演じたらおもしろくなるだろうか?」とか、「自分がどのようにすれば作品のお手伝いをできるかな」というのをすごく考えましたね。

――みなさん「うれしい!」という気持ちは共通だったんですね。与田さんは前作がはじめての“座長”ポジションでしたが、大変さはありましたか?

与田 正直、クランクインするまではすごく不安でしたね。それまで自分が経験してきた現場での座長がすごすぎたので、「これが座長か……こんな立ち回り、私にはとてもできない」とひとりで勝手に抱え込んでいた部分はありました。でも、クランクインして、一緒に作品を作っていくうちに「あ、ひとりじゃないんだな」というのを身に染みて感じたというか。みんなで作っていくものだから、「座長だから」みたいな気負いを感じなくていいんだなと思わせてもらえた現場でした。すごく頼れる人だらけだったし、スタッフさん含めいい方々に囲まれてとても楽しかったです。想像以上にみなさんと過ごす時間が居心地もよく、現場でも楽しく過ごしています。

――こうしてみなさんの楽しそうな様子を見ていると、現場の雰囲気の良さを想像できます。では、前田さんと望月さんに質問です。今回の『量産型リコ』は、前作のパラレルワールドというか、“もうひとつの世界”であることがポイントですが、前作と役柄が変わることについてはどう思いましたか?

前田 名前は同じですが、浅井祐樹という人間のポジションというか役柄がぜんぜん違うので、そういう意味では別作品に近い感覚はありましたね。でも、去年の浅井祐樹は体の中に残っているので、それを背負いながら新しい浅井を作っていこうという感じでした。

望月 自分としては「楽しそうだな」という気持ちが一番強かったです。僕はお芝居のレッスンがすごく好きなんですけど、その理由のひとつが「いろいろな方といろいろなパターンでいろいろなことを試せる」というところなんですよ。今回の『量産型リコ』はまさにそれに近い感じで、一度共演した方々とちょっと違う設定で、またセッションできるっていうのはすごく楽しみでした。

――ちなみに“パラレルワールド”にちなんで、今と違う世界線があったとしたら、みなさんは自分がなにをしていると思いますか?

前田 え~、どうだろう。でも、会社員ですかね。大学を出て、就活をしてどこかの会社に入っているか、それこそ今回の「量産型リコ」のお話じゃないですけど、大学の同級生たちとスタートアップとか、会社を立ち上げたりとか、そういうことをしているんじゃないかという気はします。

与田 私は前作のリコちゃんと同じで、乃木坂46に加入したいと思うまで大きな夢はなかったんですが、「留学してみたいな」とはぼんやり考えていたので、どんな仕事をしているかまでは想像がつかないんですが、海外にいってるんじゃないかなと思います。

望月 僕は警察官になっている気がします。なにか強い理由があるわけじゃないんですけど、「正義のヒーロー」みたいなイメージで幼稚園のころから警察官になりたいと思っていて。その道を選んでいる気がしますね。

▲小向璃子(リコ)役の与田祐希さん。今回のリコちゃんは「幼いころから明るく活発で、裏表のない性格で友達も多い」というキャラクターとのこと。

――なるほど。2作品目ということで、お互いの第一印象と、作品を通して変わったところはありますか?

前田 第一印象か……望月くんは中学生のころから知っているんですけど、今とあまり印象が変わらないですね。ぜんぜん悪い意味じゃないんですけど、変な人だと思います(笑)。本人はいつも「自分はまじめでまともだ」って言うんですけど。

望月 まともですよ!

前田 ずっとこうやって言い続けてるんですけど、僕はまともだと思ったことがなくて(笑)。いいなおすなら「不思議な佇まいの人」という印象ですかね。でも、その不思議さというか、飄々としたところが真司というキャラクターにはすごく合っていて。掴みどころがないと感じというか、「スルッ」とかわすような雰囲気は望月くんならではだなと思っています。

――ご自身のキャラクターが役ににじみでている部分ってやっぱりあるんですね。

前田 やっぱり僕らの声と体と表情でその役を演じるので、どうしてものってしまう部分はあると思います。そういう意味では、彼が持っている個性みたいなものがすごく生きているのかなという気がしますね。で、与田さんは初対面がそれこそ『量産型リコ』でしたね。でも「はじめまして」のときは、こんなに元気な人だとは思ってなかったですね。

与田 あのときはまだ、人見知りしてたから……。

前田 人見知りか~。一緒に演じる中でコミュニケーションをとりにはいってたんですけど、最初のころは「あ、はい……」みたいな感じで。そのときは緊張しているのか人見知りなのかもわからなかったから、なんだろう、おびえた子犬みたいな印象でしたね(笑)。それくらい遠慮気味というか。

与田 ひどい(笑)。

前田 でも、今はそれが大きな頼もしい犬に育ったなぁって思います。あのときはひとりだったけど、たくさんご飯を食べて、立派で元気な犬になったなぁと(笑)。今は「ハッハッハッ」っていいながら草原でフリスビーを追いかけているような、わんぱくなイメージですね。

与田 ちょっと私にはこれを超えるコメントはできそうにないので、望月くんお先にどうぞ!

望月 ええ⁉ そうですね、前田くんは「なんかやかましいヤツだな」というのが第一印象でしたね。

前田 第一印象、おぼえてるんだ?

望月 おぼえてるおぼえてる。僕も前田くんと知り合った中学生のころはすごく人見知りだったんですけど、同級生ということもあって自然に仲良くなれましたね。それから今まで「こんなににぎやかな人を見たことがない」という印象が続いているので、そのあたりは第一印象からあまり変わってないですね。

与田 ふたりとも第一印象のままなんだ。

望月 いわれてみるとそうだね。でも、今の前田くんを見ていると、「自由に見えるけど、この人はやりたいことへの闘争心というか、モチベーションみたいなものを大事にして生きている人なんだろうな」と思うことが多いです。そういう気持ちを新鮮に持ち続けている人なんだろうなって。それは知り合ったころには感じなかったことですね。

――第一印象は変わらないけど、成長みたいなものは感じると。

望月 それはすごくそうですね。で、与田さんは、はじめて会ったのは『モブサイコ』という作品の現場だったと思うんですが、そのときでいうと……僕も「野生の動物みたい」という印象が強いですね(笑)。いい意味で本能を大事にして生きている人に見えたんです。

与田 いい意味っていえばなんでもアリだと思わないでね!(笑)

望月 でも、今はちゃんと人と交流できるようにもなって(笑)。素朴な時代を知っているので、そこからすごく苦労して、いろんなことを乗り越えてきたんだろうなって思っています。女優としても、『量産型リコ』の1作目から2作目の間でさらに強くなっているのが共演していて見て取れるので、それはすごく素敵なことだなと思います。

▲2作目を迎え、和気あいあいとした雰囲気の3人。インタビューの合間もすっごい元気!

――望月さんも前田さんも、与田さんが「強くなった」と感じているんですね。それでは与田さん、ここまでを踏まえてお願いします。

与田 前田くんの第一印象は……よくしゃべる人ですね(笑)。私がそのころ、人とのコミュニケーションを知らない……苦手で下向きがちなタイプだったので、コミニュケーションをとるようにしてくれたのがうれしかったです。あと、「人見知りの方特有の目をされてますね」っていわれました。

前田 え、いったっけ? 僕が?

与田 すごくおぼえていますね。そのとき自分では人見知りだと思っていなかったので、びっくりしました。

――与田さんは人見知りの自覚はなかったんですね。

与田 自覚はなかったんですが、いわれたこともあって「あ、自分は人見知りなんだな」と気づかされました。それで、「克服したいな」と思ったのをおぼえています。

――そんな前田さんはやっぱり、人見知りはしないんですか?

前田 いや、それが僕もめちゃくちゃ人見知りなんです。ただ、沈黙が怖くて。だから内心バクバクしながらも、しゃべらざるをえないというか。

与田 意外! 私と逆のタイプの人見知りなんだね。

前田 うん。相手のことを知らないまま一緒にお芝居をするなんてもってのほかというか、おそらくなんにもできなくなっちゃうので、めちゃくちゃ怖いんですよ。なので、言い方が難しいですけど、お仕事ならば頑張って初対面の人にもコミュニケーションをとりにいきますけど、これがプライベートだったら絶対にできないです。

――ある意味、与田さんとは種類の違う人見知り同士がうまくかみ合ったんですね。

与田 そうかもしれないですね。今の印象は……良い方なんだなとは思います……

前田 なにか良いやつのエピソードはないの(笑)。

与田 う~ん……すぐに出てこないなぁ。……あれですね。明るい! まっすぐ! ハッキリしてる!

前田 それはうれしいね。

与田 望月くんは……はじめて会ったときは私もまだ乃木坂に入りたてで、はじめてのお芝居の現場だったんですけど……あんまり印象がないんですよね……。印象にはないんだけど、スマホのカメラロールにはドラマの現場で撮っていた写真がなぜかあって….…なんででしょうね?

望月 え、急にふいうちで殴られたんだけど(笑)。

前田 望月くんが与田さんについていい話したあとに、印象にないはひどいよな(笑)。

与田 私も緊張してたのかな?(笑)

前田 まあまあ、第一印象はね。今はもう、そらあるでしょう!

与田 そうですね(笑)。気配りができる人だと思います。「周りから自分がどう見られているか」って、みんな気にするじゃないですか。そういうのを人のことまで気にしてくれるんですよ。たとえばスタッフさんからどう思われているとか、そういうのも気にしてくれるから、すごく視野が広いなって思います。あとはなんだろう……あ、背が伸びたとかですかね?

望月 それは関係ないでしょ(笑)。

与田 今の印象だからね。あと、さっき気づいたんですけど、インタビューのときの身振り手振りが大きいです。

前田 たしかに。ジョブズかってくらい手が動いてたね。

▲高木真司役の望月歩さん。前作の、ちょっと小ズルいながらもどこか憎めない「イベント3部の真司君」から、今作ではどのような人物像に変わるのか。注目したいところです。

――(笑)。前作の撮影から、みなさんはプラモデルに対する興味は芽生えましたか?

与田 私はこの作品を機に、はじめてプラモデルにさわったんですけど、作っている時間はすごく集中できるし、思っていた以上に奥深くて魅力的な趣味なんだなという気づきがありました。『量産型リコ』という作品自体もプラモデルを通して成長していく物語なので、自分が演じていても「プラモデルから学べることってたくさんあるんだな」と勉強になりましたね。あと、やっさん(田中要次さんが演じる模型店店主・矢島一)が劇中で名言をたくさんいうじゃないですか。あれがすごく好きで。「プラモデルと人生が通ずる名言」を毎回楽しみにしていました。

望月 僕はもともとアニメやゲームが好きで、プラモデルやフィギュアにも興味があったので、(撮影で)いただいたプラモデルは組み立てたりしました。まだできてはいないんですけども、塗装をしたりするのにも興味があるので、チャレンジしてみたいですね。やりはじめたらものすごくハマってしまうタイプだと思います。

――前田さんはいかがでしょう?

前田 実際に撮影でちょっと作らせていただいたりして、ちょこっとパーツをはめるとかは楽しいんですけど、僕は手先がめちゃくちゃ不器用でして……。完成したやつを見ると「おお!すげえ!」と思うんですが、あれを1から自分で作り上げる自信がないというか、「たぶんうまくできないやろうな」と思ってしまって、チャレンジできていないですね。作ってみたいという気持ちはあるんですが……。

▲浅井祐樹役の前田旺志郎さん。前作で「俺は自分がガンダムだと心底思ってた……」と涙を流しながらジムを組み立てるシーンは、多くの視聴者の心に刺さりました。今回の役柄は果たして?

――なるほど。それでは最後になりますが、『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』への意気込みをお願いします!

与田 今回のリコちゃんは浅井くんと真司くんと三人で会社を立ち上げていて、前回とは“違う世界”のお話になるんですけど、このチームワークが三者三様ですごくいいんですよ。リコちゃんにないものを真司くんと浅井くんが持っていて、浅井くんが持っていないものを真司くんとリコちゃんが持っている……といった感じで。もちろんそのほかの方々、熊本さん(市川由衣さん)や後田さん(矢柴俊博さん)も含めて、見ていてすごく気持ちのいいチームなので、その空気感を最大限に出していけるように頑張っていきたいです。あらたなプラモデルもたくさん出てくるので、それも楽しみにしていてください! ひとつひとつのことに丁寧に向き合って、私自身もリコちゃんと一緒に成長していきたいなと思っています!

前田 本当に気持ちがいいチームだよね。熊本さんや後田さんも。そうですね、『量産型リコ』2作目ということで、前作のように愛される作品になるように日々励んでいるんですが、これからも最後のクランクアップまで気を抜かず、今回の浅井祐樹という人間がみなさんに愛されるように、さらに頑張っていきたいと思います!

望月 1作目を見てくださった方が今回の『量産型リコ』を見てくださることが多いと思うので、2作目の宿命じゃないですけど、そのみなさんが「1作目のほうがよかったな……」とならないように、スタッフの方々や共演者の方々を含めて頑張っているので、楽しみにしていただけたらなと思っています。愛していただけるような作品にしたいし、もっと先のことも楽しみにしていただけるような作品にしたいですね!

――ありがとうございました!

 

DATA

木ドラ24『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』

<あらすじ>

幼いころから明るく活発で、裏表のない性格のため友達が多く、成績はいつもオール3.5でクラスの中間値をいくようなタイプの人間・小向璃子(与田祐希)。就活中に思いついたフードシェアリングのアイデアをもとに、大学の同級生の高木真司(望月歩)と浅井祐樹(前田旺志郎)の3人でスタートアップ企業「ドリームクレイジー」を立ち上げ、スタートアップ企業支援プロジェクト「ドッグラン」の支援のもと、売れ残りフードシェアリングサービス「NOKORUNA(ノコルナ)」のサービスを開発するため奮闘中。ユニコーン企業(評価額が10億ドルを超える、設立10年以内の未上場のベンチャー企業)を目指すために、オリジナルのアイデアを捻りだすリコは、いつもと違う道から帰宅していると「矢島模型店」を見つける。店主・やっさん(田中要次)からある言葉をいわれたリコは、意を決して「HG 1/144 ユニコーンガンダム」を作ってみることに。「プラモデル」というホビーとの出会いをきっかけに、リコに人生の転機がおとずれていく……。

 

  • 放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送、BSテレ東 BSテレ東4K
  • 放送日時:【テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送】6月29日スタート、毎週木曜深夜24時30分~25時/【BSテレ東 BSテレ東4K】7月4日スタート、毎週火曜深夜24時~24時30分
  • 配信:動画配信サービス「Lemino」にて放送直後配信、広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)にて見逃し配信
      • 出演:与田祐希(乃木坂46)、望月歩、前田旺志郎、市川由衣、矢柴俊博/藤井夏恋、石田悠佳(LINKL PLANET)、天川れみ(LINKL PLANET)、森下能幸、マギー/田中要次
  • 制作:テレビ東京/C&Iエンタテインメント
  • 制作協力:BANDAI SPIRITS

ヘアメイク:谷口里奈

スタイリスト:中村絢

衣装クレジット:Te chichi(与田祐希)、LACOSTE、LOGOS(望月歩)

(c)「量産型リコ」製作委員会2023

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