工藝技巧を極めた精密食玩「ガンダムアーティファクト」の第4弾に、高機動型ザクII、スーパーガンダム、パラスアテネ、ウイングガンダム、トールギスが集結!製品サンプルで速攻レビュー!!

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全高約55ミリの固定ポーズモデルに、工業製品をイメージした高密度ディテールを盛り込んだ組み立て食玩キットシリーズ「GUNDAM ARTIFACT(ガンダムアーティファクト)」。その大胆にアレンジされた独特のデザインと精密造形は、モビルスーツたちの新たな魅力を引き出しています。ここでは2023年12月18日に発売となるその第4弾を紹介しましょう!

 

約70パーツで構成される組み立てキットで、成形色はペールオレンジですが、レアカラーとしてクリアブラックver.も存在します。今回ラインナップされる機体は、MS-V企画の代表選手とも言える高機動型ザクII(オルテガ機)、高機動型ザクII(ガイア機/マッシュ機)、『機動戦士Zガンダム』からボリューム満点の重武装機スーパーガンダム、パラスアテネ、そして『新機動戦記ガンダムW』前半の主役機とライバル機であるウイングガンダム、トールギスの全6種となっています。では、さっそく各アイテムをレビューしていきましょう。

 

高機動型ザクII(オルテガ機)

「MS-V」企画で設定された黒い三連星の乗機が2アイテムに分かれて登場! オルテガ機はザクマシンガンを装備します。

「バックパックと脚部に推進器と燃料タンクを増設した機動性能向上型」という機体設定は、ロケットノズルが強調されたガンダムアーティファクトのデザインアレンジとベストマッチ! 特に脚部背面の推進器は後付け感が強調され、機体の個性を際立たせています。もちろんバックパックも大型化されています。

 

高機動型ザクII(ガイア機/マッシュ機)

ガイア機とマッシュ機は組み換えが可能。いずれも携行火器としてザクバズーカを装備しています。

ガイア機は頭部に指揮官機用のアンテナを装備し、さらにシールドにはバズーカの予備弾倉が取り付けられています。左肩にシールドを装備したシルエットがザクIIとしては新鮮ですね。

 

マッシュ機は通常のザクIIと同じく右肩にシールドを装備します。ガードパイプを盛り込んだシールドとスパイクアーマーのデザインアレンジが斬新ですね。

 

スーパーガンダム

『機動戦士Zガンダム』に登場するスーパーガンダムは、ガンダムMk-IIが支援戦闘機Gディフェンサーと合体した重装備形態です。推力・航続距離が向上する他、14連装ミサイルポッド×2とバルカン砲、ロングライフルが使用可能になり、火力も増強されています。

 

ロングライフルは手持ちではなく、Gディフェンサー部から伸びた支持フレームで保持される形にアレンジされており、どことなく後のSガンダムにも通じる姿となっています。また主翼部はプレートではなくシリンダー駆動のフレームが羽根のようなシルエットを描くという形にアレンジされている点も面白いですね。元デザインでは四角いスラスターだった背面の主推進器は大きなロケットノズルに変更されており、「推力増強」という設定要素が明示されています。

 

Gディフェンサーパーツを取り外し、素のガンダムMk-II状態にすることも可能です。ヒジとヒザは関節部が前後2又に分かれた構造となっており、機体の特徴であるムーバブルフレームが強調されていますね。

 

パラスアテネ

『機動戦士Zガンダム』に登場する、パプテマス・シロッコが設計・開発したモビルスーツ。2連装ビーム・ガン、腕部メガ・ビーム砲、肩部拡散ビーム砲と多数のビーム兵装を装備し、さらに背面バインダーには8基の大型対艦ミサイルを装着できるという重攻撃用の機体です。

前面がカウルに覆われた脚部など、グリプス戦役期のモビルスーツとしては他に類型を見ないユニークなデザインのパラスアテネですが、アーティファクトの方向性とはむしろ相性が良く、前から見た姿はアレンジが大人しい印象すら抱きます。しかしその印象を良い意味で裏切るのが驚異の背面! 元デザインではプレート状に見えた背面バインダーが、ミサイル射出用の可動フレームへと大胆にアレンジされており、どこか昆虫の肢めいた可動フレームがギチギチに密集した姿は、パラスアテネの異質感・存在感を際立たせてくれます。ミサイルを一発撃つごとに「ギチチ……ガチョン!」と可動しそうな異形のルックスに痺れます!

 

ウイングガンダム

『新機動戦記ガンダムW』の前半主人公機。オペレーションメテオによってコロニーから地球に送り込まれた5体のガンダムのうちの1機で、重力下での単独飛行が可能なバード形態への変形機構を持ちます。上空から強襲し、高威力のバスターライフルで目標を殲滅。その後は再び変形して離脱するという戦術を前提に開発されました。

トップヘビーな上半身、フレーム剥き出しの大腿部、そして大きく膨らんだふくらはぎから伸びる細い脛部と、あえて人型らしいバランスから崩すことで、「人型形態をとった航空機」というような可変モビルスーツらしい佇まいが演出されています。また腰のフロントアーマーは途中から折れて角度がつくような形状になっており、バード形態時の尾翼的な機能が読み取れますね。元デザインではふくらはぎ背面はバード形態時のみロケットノズルが露出する機構となっていましたが、アーティファクトではMS形態時から露出しています。

 

トールギス

『新機動戦記ガンダムW』において秘密結社OZが運用する試作モビルスーツ。コロニー勢力のガンダムに匹敵する性能を持つが、重く堅牢な機体をスーパーバーニアの大推力で無理やり制御するという運用コンセプトはパイロットへの負荷を度外視したものであった。

腰周りにボリュームが集中する元デザインがさらに強調され、端正な騎士的な印象が薄れ、その尖った機体特性がより強く感じられる異形のバランスに仕上がっています。元々胸の下部にのみ配置されていたガードパイプは、太モモ上部やシールド先端、足首など機体各部に配置され、デザイン上のアクセントになっていますね。立体的なレリーフにアレンジされたシールドの文様も荘厳な仕上がり。背面ブースターの接続位置が肩から胴体に変更されているのもポイントです。

 

ここからは塗装作例です。高機動型ザクIIは黒く塗れば黒い三連星仕様ですが、数々のカラーバリエーションが存在する機体なので、複数個購入して他のエース機に塗り分けるのも楽しそうですね。

 

スーパーガンダムとGディフェンサーを外した素のガンダムMk-Ⅱ。随所にチラ見えするシリンダーが特徴なので、メタリックカラーで塗り分けてやれば、ギラリと光るアクセントとなって効果的です。ゲームなどに登場したティターンズカラーに仕上げるのも楽しそうです。

 

パラスアテネは正面から見ると鮮やかなグリーンのカラーリングがメインでフレームと砲身部分のグレーが全体を引き締める形。背面から見るとグレーのメカギミック部分が強調されて1機で2度おいしい仕上がりにできます。

 

DATA

ガンダムアーティファクト第4弾

  • 単品内容:組立式プラ製ミニキット、ガム(ソーダ味)1個
  • ラインナップ:
    1.高機動型ザクⅡ(オルテガ機)
    2.高機動型ザクⅡ(ガイア機/マッシュ機)
    3.スーパーガンダム
    4.パラスアテネ
    5.ウイングガンダム
    6.トールギス
  • サイズ:H約55ミリ×W約40ミリ
  • 素材:ノーマルカラー本体(ペールオレンジ)…ABS、レアカラー本体(クリアブラック)…MABS
  • 発売元:バンダイ キャンディ事業部
  • 価格:550円(税込)
  • 2023年12月18日(月)発売

※写真は開発中のサンプルです。実際の商品とは一部異なる場合があります。

(C)創通・サンライズ

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