『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』平田雄也さん・小池亮介さん・其原有沙さんインタビュー!湊家の3人が抱く夢、将来について悩んだ経験とは

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『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』が3月8日(金)より公開となります。本作の舞台は、2018年7月から12月にかけてTV放送された『ウルトラマンR/B』最終回から1年後。平和が戻った綾香市に怪獣が現れ、ウルトラマンとして活躍してきた湊兄弟の最後の戦いを描いています。湊家の末妹・アサヒが変身するウルトラウーマングリージョや、3人のウルトラマンが融合することで誕生するウルトラマングルーブ、さらに謎に包まれたウルトラマントレギアの登場に加え、『ウルトラマンジード』朝倉リクの参戦など、非常に豪華な内容となっています。

本稿では湊カツミ役の平田雄也さん、湊イサミ役の小池亮介さん、湊アサヒ役の其原有沙さんたちメインキャストの3名に、撮影に臨んだ意気込みや裏話、本作のテーマとなっている“夢”についてお話をうかがったインタビューをお届けします!

 

▲左から湊アサヒ役・其原有沙さん、湊カツミ役・平田雄也さん、湊イサミ役・小池亮介さん

 

 

グルーブは「本当に強く、頼もしいウルトラマン」

――TVシリーズ本編から1年後が舞台ということで、それぞれの立ち位置の変化や、その変化についてどのような意識で演技に臨まれたかを教えてください。

 

平田雄也さん(以下、平田):(TVシリーズの)25話を通したカツミは真っ直ぐ突き進んでいたんですけど、劇場版ではカツミの中に「自分は何なのか、何をしたいのか」という葛藤が出てきます。自分は湊カツミなのか、ウルトラマンなのかという究極の2択や「自分は将来どうなりたいのか」といった迷いが多かったので、頭の中をあまりスッキリさせずに演じることにこだわりました。

 

――自分の中にモヤモヤしたところをあえて残したということですね。小池さんはいかがでしょうか。

 

小池亮介さん(以下、小池):いつもははしゃいで突っ走ることが多かったイサミは、逆に今回、ひとつ自分の中に筋が通っている状態でした。TVシリーズでもイサミが少しずつ成長していくところは意識していたので、その積み重ねとして落ち着いていて、カツ兄に対してもちょっと俯瞰で見ていたり。見守るという感じが多かった気がします。

 

――悩んだり迷ったりというのは今までイサミの役どころでしたが、劇場版ではそれが逆転しているんですね。

 

小池さん:(TVシリーズの)24話・25話と同時に撮影していたので、劇場版のシーンを撮る時には1年後の少し成長しているイサミをイメージして、自分の中の気持ちのスイッチを切り替えて臨んでいました。

 

其原有沙さん(以下、其原):アサヒは看護師を目指していて、劇場版でもアサヒらしく夢に向かっているんですけど、演じる上では(ウルトラウーマングリージョに)変身するので、これまで見てきたお兄ちゃんたちの戦う時の顔を(真似するのを)頑張りました!(笑)

 

――変身を果たした感想はいかがですか?

 

其原さん:嬉しかったです! 兄弟3人で戦えるとすごく安心感があるし、アサヒちゃんもホッとしていると思います。グリージョはスーツアクターさんの動作やしぐさもかわいらしくて、ウルトラマンってカッコいいイメージだったので「こんなかわいい感じなんだな」って思いました。アフレコの時もセリフが女の子っぽかったので、こんなにかわいいウルトラマンが(ロッソやブルと)一緒の場面にいるのは新鮮でしたね。

 

小池さん:変身したいってずっと言ってたもんね。

 

其原さん:ずっと言っていました! (ルーブ)ジャイロも使いたかったし、(背景を合成するための)グリーンバックにも行きたかった。お兄ちゃんたちに憧れがあったので、(変身できると)聞いた時はもうめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

――今回の劇場版で其原さんはグリージョだけでなく、グルジオレギーナにも変身するシーンがありますよね。

 

其原さん:まさか怪獣になるなんて聞いてなかったので……それもかわいいのじゃなくて、すごいゴツい!

 

小池さん:そうだね。確かにゴツいね。

 

其原さん:でも、監督が「レギーナの走り方をちょっと内股にして」とか指示を出していたので、そういう細かいところにも注目して欲しいです。

 

――本作ではロッソ、ブル、グリージョが融合するウルトラマングルーブも登場します。

 

平田さん:それぞれ全く違う個性を持った3人がひとつになることで出せる、新しいウルトラマンということで、僕たちも撮影中にものすごいパワーを感じましたね。湊家が一丸となるところにすごく強さを感じました。本当に強く、頼もしいウルトラマンになっていると思います。

 

其原さん:ルーブコウリンを使った動きが難しくて、「お兄ちゃんたちこんな難しいことやってたんだな」って。大変だったけど、楽しんじゃいましたね。

 

小池さん:そうですね……やっぱり3人でコウリンを使っているところとかは安心感がありました。カツミとイサミが融合するルーブはTVシリーズから登場しましたけど、アサヒがいるだけでやっぱ、雰囲気がだいぶ華やかになりますね。男兄弟特有のアツい感じに、華やかさが加わりましたし、コウリンを初めて使うアサヒに対して「こうするんだよ」って教えてあげたいお兄ちゃんの部分が出たりして。兄妹の絆をすごく感じましたね。

 

 

小池さん「リクくんも弟気質ですよね」

――ウルトラマンジードである朝倉リクと、カツミたちの共演も見逃せないポイントです。平田さん、小池さんは『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』のグランドフィナーレイベントでリク役の濱田龍臣さんとご対面されていると思いますが、その時の第一印象から教えてください。

 

平田さん:そうですね。爽やかで、好青年で、ウルトラマンの先輩であり、濱田さんは役者としても先輩なんですけど、それをいい意味で感じさせないフレッシュさがあって。今回改めて共演させていただけたことがすごく幸せです。

 

小池さん:もうなんか、かわいいですよね。無垢な感じ。ほんとに純粋でかわいいです。甘えん坊だし(笑)。

 

――今回の撮影で、新しく発見した一面などはありましたか?

 

平田さん:めちゃくちゃゲーム好きなんですよね。僕もゲームが大好きだし、やったことのある作品の話で盛り上がったりしました。そういうところから、仕事以外のプライベートな話をしたりしました。

 

小池さん:(其原さんは)何の話したの? 高校生同士だけど。

 

其原さん:(学年が)ひとつしか違わないのに、EXPO(※)の時にお年玉くれたんですよ。私からすると、すごくお兄ちゃんっぽかったです。
※ウルトラヒーローズEXPO 2019 ニューイヤーフェスティバル IN 東京ドームシティ

 

小池さん:「いいなー僕らも欲しいなー」って見てました(笑)。

 

――戦闘シーンでは、ブルとジードの息の合ったコンビネーションも印象的でした。小池さんはイサミとリクについて、共通点や似ているところなどを感じますか?

 

小池さん:僕もアフレコの時、(濱田さんが)「こういう風にアクションシーンを作ってるんだ」って見させてもらって。設定上では、イサミとリクくんは同い年なんですよね。あとは多感というか、リクくんも色んな辛い経験を乗り越えてきたのに対し、イサミもTVシリーズでは落ち込んだり泣いたりとかしてきたので、そういう部分は通じているのかな。リクくんのほうがもっとスケールは大きいですけどね。

あとは、どちらかというとリクくんも弟気質ですよね。周りの大人たちがすごく支えてくれたじゃないですか。イサミも兄や父に支えてもらって成長していったので、そういうところはやっぱり似ているというか。共通している部分があるんじゃないかなと思います。

 

――“家族”がキーワードになっている『R/B(ルーブ)』ですが、TVシリーズではウルトラマンになってしまったことにはじまり、行方不明だった母親が帰ってきてアサヒの正体にまつわる謎も一段落し、劇場版では湊家の日常が戻ってきたといえます。

 

平田さん:確かに劇場版では、家族のありふれた喜びが表現されているかも知れないですね。

 

其原さん:TVシリーズの最後でも(アサヒが)言ってますが、「ここに来て良かった」と。湊家に来て、一緒に過ごせていることが何より幸せなだなって思います。劇場版でリクくんと一緒にすき焼きを食べるシーンがあるんですけど、多分お父さんとお母さんはリクくんも家族にしてくれますよね?

 

小池さん:するするする!

 

平田さん:人類みな家族! みたいな人たちだからね(笑)

 

 

其原さん「自分と似ているものを見つけたから、打ち解けられたのかなって思います」

――劇場版では、夢や将来に対して悩むカツミが主軸となって物語が進んでいきます。平田さんは今回のカツミを演じられて、ご自身の思い出とリンクする部分はありましたか?

 

平田さん:僕は幼稚園の年長の時からずっと野球をやってきて、通っていた中高一貫校が野球の強豪校だったんです。中学の3年間ではいい環境で野球に打ち込めて、大会でも結果を出すことができたんですけど、高校の硬式野球部が全寮制だったんです。そこで、自分が本当になりたいのは野球選手なのか、それとも違う道なのかっていうタイミングがあって。親の期待に応えたい、野球を続けたいって想いがある一方で、「自分の人生なんだよな」ってすごく悩みました。結局僕は軟式野球部に入って、家から通う方を選んだんです。中学から高校へ進学する間が、一番自分の将来について悩んだところでした。

 

――夢やそれにまつわる葛藤というテーマを、真正面から描いた劇場版では胸に刺さるセリフも多かったです。皆さんはそれぞれの役で、印象に残っているセリフはありますか?

 

平田さん:僕は「夢には翼じゃなくて、足がついている」っていうセリフです。自分が成長すれば夢は必ずついてくる、連れ添ってくるっていう想いが込められている。挫折してしまった友達を諭しつつも、迷っている自分にも言い聞かせていて、自分のやりたいことは何なのかを確かめつつ吐いていたと思います。すごくいいセリフだと思いますし、カツミにとっても大切なセリフですね。

 

小池さん:カツミとイサミが川辺のベンチでしゃべっているシーンで、ありがとうって言うんです。イサミがカツミに対して。一言だけなんですけど、イサミは(TVシリーズでは)人に対して素直にありがとうって言える子じゃなくて。照れ隠しでぶっきらぼうに言うこともできたんですけど、監督と話し合ってしっかり「ありがとう」を伝える方向にしました。あれはひとつ、イサミの成長を感じられる部分だなと思います。

 

其原さん:リクくんとのかけ合いのシーンで、「人を助けるような仕事をしたい」って自分の夢をちゃんと言うところは、すごくいいシーンだなって思いました。周りの人にすごく助けられて、今度は自分の番だよって。リクくんに対して言ってますが、決意をしたセリフでもあるのかなって。リクくんも家庭環境が複雑で、自分と似ているものを見つけたから、だから打ち解けられたシーンでもあったのかなって思います。

リクくんとのシーンでは長いセリフが多くて。本当は分けて撮るはずだったところもワンカットで撮りました。雰囲気を出すために、監督が「全部最初から最後までやっちゃおう!」みたいな感じで(笑)

 

 

平田さん「劇場版は『ウルトラマンR/B』の集大成」

――今回は劇場版ということで、多くの家族連れのお客さんが劇場に足を運ぶと思います。皆さんはご家族と一緒に観た映画や、映画館での思い出はありますか?

 

其原さん:私よく映画観に行きます! お母さんと。『R/B』に出演してからアクション系やバトルものの映画を観ると、「この作品はこうやって撮ってるんだろうな」っていうのが分かるようになってきて。劇場版の撮影をした前と後でも見方が変わりましたね。ほかにも色んなジャンルの映画を見ます。ポイントカードがあるので……(ささやくような声で)

 

小池さん:なんでちょっと小さい声で言うの(笑)。僕も母親とよく行ってたんですけど、『スパイダーマン』(サム・ライミ監督)が好きで。お兄ちゃんが『スパイダーマン2』(2004年公開)を観に行くっていうので、一緒に観たいって連れて行ってもらいました。当時は小学校の低学年だったので映画は吹き替えばかり観ていて、初字幕でした。分からない漢字も多くてよく理解できなかったけど、すごくカッコ良かった。それでハマったんですよね。その後、『スパイダーマン3』(2007年)も観に行ったんですけど、その頃は6年生くらいだったから字幕もちょっと分かるようになりましたね。

映画館自体も家の近くにはなくて、なかなか足を運ぶことができなかったので家族が予定を合わせて行くっていうのは一大イベントでした。

 

――“夢”がテーマになっている劇場版にちなんで、皆さんが今抱いている夢や目標を教えてください。

 

平田さん:僕は、自分がその境遇にまったくなったことがない役をやってみたいです。極端にいうと、ヤンキー役とか。そういう自分が経験したことのない役を、自分の目線から表現したいという思いがあります。

 

其原さん:カツ兄がヤンキーって、想像するとすごいなぁ(笑)

 

小池さん:色々ありますけど、見聞を広げたいので海外に行きたいですね。仕事でも、旅行でも。違う景色を見たいなっていう目標はあります。

 

――具体的に行きたい国はありますか?

 

小池さん:僕はアメリカのロサンゼルスと台湾しか行ったことがなくて、ニューヨークの方も行ってみたいし、ヨーロッパも憧れます。中国でも劇場版が同時期に公開されるので、中国の仕事を……お願いします!(周りを見回しながら)

 

其原さん:3人で行きたい!

 

小池さん:目標、中国でイベントをするに決まりました!(笑) Twitterでも中国の方からのコメントが多かったり、日本のイベントに来てくれたりもするので、現地のファンと直に触れ合いたいですね。

 

――世界中のファンに発信する感謝祭「TSUBURAYA CONVENTION 2019」も発表されましたので、期待したいところです。

 

其原さん:私、春からL(ラスト)・J(女子)・K(高生)なので!

 

平田さん:出た!(笑)

 

其原さん:学校生活を楽しみつつ、演技の幅を広げたいですね。クランクアップの時に監督から「これからもお芝居続けてね」って言っていただけたので、これからもたくさんの作品に関わっていけたらいいなと思います。それと、やっぱりグリージョになれたので、グリージョのグッズたくさん出して欲しいなーって。お願いします!(笑)

 

――それでは最後に、劇場版を楽しみにしているファンの方々に向けてメッセージをお願いします。

 

平田さん:今回の劇場版は『ウルトラマンR/B』の本当に集大成、総まとめであり、タイトルにもある通り「絆のクリスタル」ということで、1話から僕たちがしかけていたものが完結する形になっています。家族・兄弟・友達、色々な形の絆が集約されていくなかで、皆さんが観ていて共感できるところが多い作品だと思います。ぜひ、物語に入り込みながら観ていただけると嬉しいです!

 

小池さん:子どもたちに夢を追いかけることや目標を掴むこと、それに向かっていくということを伝えるとともに、今回の作品はすごく「問いかけられる」内容だと思います。大人の方にも、ぜひ色々と感じ取ってもらいたいです。

 

其原さん:夢に向かっているイサ兄とアサヒ、夢について悩んでいるカツ兄もいて、小さいお子さんや何かを今頑張っている方、悩んでる人もすごく共感できる作品だと思うので観てください! ハッピー!

 

小池さん:それいいなぁ。

 

平田さん:全部収まるから(笑)

 

――魔法の言葉ですね(笑)。ありがとうございました!

 

 

DATA

『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』

  • 3月8日(金)ロードショー
  • キャスト:平田雄也/小池亮介/其原有沙/眞鍋かをり/山崎銀之丞/西井幸人/木下彩音/原日出子/濱田龍臣
  • 声の出演:内田雄馬/湯浅かえで/潘めぐみ
  • スタッフ:監修・塚越隆行/監督・武居正能/VFX監督・神谷誠/脚本・中野貴雄/チーフプロデューサー・北浦嗣巳/プロデューサー・鶴田幸伸/撮影・新井毅/照明・武山弘道/録音・星一郎/美術・木場太郎/編集・矢船陽介/アクションコーディネート・寺井大介/キャスティング・島田和正/VFX・三輪智章
  • 製作:劇場版ウルトラマンR/B製作委員会
  • 配給:松竹メディア事業部

 

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(C)劇場版ウルトラマンR/B製作委員会


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