素組みでガンプラ!ガンダムマーカーエアブラシシステムを使ってEx-Sガンダムのスプリッター迷彩に挑戦【前編】

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超基本からちょっとしたワザまで、ガンプラを素組みで作る“コツ”を、プロモデラー・桜井信之氏が指南する本コーナー。

 

今回は発売されて以来、その画期的なシステムゆえに多くのモデラーから支持されているガンダムマーカーエアブラシシステムを用いて、「HGUC Ex-Sガンダム」にスプリッター迷彩を施してみます。

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スプリッター迷彩のような塗り分けは成形色状態では再現が難しく、どうしても塗装に頼らなければいけない仕上げです。しかし『ガンダム・センチネル』……とくにEx-Sガンダムを作るなら、ぜひやってみたい仕上げ。そこで今回は成形色も活かしながら、部分的に塗装をしてこのスプリッター迷彩にチャレンジしてみましょう。

※本来ミリタリー用語としては【スプリッター迷彩(spliter camouflage)】ではなく、【スプリンター迷彩(splinter camouflage)】と表記するのが正しいのですが、アニメーション・模型誌などでは90年代より多くが“スプリッター迷彩”と表記されてきました。とくに『ガンダム・センチネル』においては、この表記が定着していることから、本コーナーでもあえて“スプリッター迷彩”と表記することにします。

 

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まずは合わせ目処理を行います。Sガンダム・Ex-SはHGUCシリーズのなかでも比較的初期にキット化されたアイテムのため、現在の構造とは少々異なる部分があります。とくにパーツ分割などは竹割り・2分割のパーツも多いので、きちんと消しておくといいでしょう。何度も紹介している合わせ目処理ですが、今一度簡単に説明します。パーツに髪の毛1本程度の隙間を残し合わせ、その隙間に流し込み接着剤を入れます。その後パーツをきちんと合わせ接着剤が乾燥するまで待ちます。

 

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接着剤が完全に乾燥したら、金属ヤスリや紙ヤスリを使い、パーツ表面にはみ出した接着剤を削ると同時に、パーツの段差がフラットになるように削ります。これで完了です。成形色が白のため、この作業だけで塗装を行わなくても合わせ目がほとんど分からなくなります。

 

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Ex-Sの前腕には、合わせ目中央に大きめの凹モールドが存在しています。まずは表面の合わせ目をきちんと処理します。

 

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次に彫刻刀の平刀を使用して凹モールドの中を処理。彫刻刀を裏向けにし、カンナがけをするように凹モールド内をスライドさせると合わせ目を処理できます。

 

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通常よりも太めのスジ彫りは、ケガキ針などではなく目立てヤスリなどで削っていくといいでしょう。0.3ミリ程度のプラ板などに紙ヤスリを貼って削っても、同じように削れます。

 

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バックパックには大型のスタビレーター、サブスタビレーターを装備していますが、この白いパーツも中央から2分割で構成されているので、きちんと合わせ目処理をしておくといいでしょう。

 

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合わせ目処理が必要なパーツは、おおむねこの写真のパーツ。ほとんどが白い成形色で塗装しなくてもきれいに処理できるので、きちんと合わせ目消しをすることをおすすめします。

 

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さて、いよいよブルーのパーツにスプリッター迷彩を施していきます。迷彩を施すのは胸や肩など計6ブロックです。

 

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まずは説明書の表紙にある完成写真などにマジックなどで迷彩パターンを書き込み、迷彩形状を検討します。

 

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迷彩はブルー系2色で行うのですが、濃いほうのブルーは成形色を利用します。そのため濃いブルー部分を隠し、明るいブルーで塗装を行う部分を残すようにマスキングしていきます。

 

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スプリッター迷彩は幾何学模様のようにパターンを作っていくので、マスキングテープを複数枚組み合わせてパターンを作り上げていきます。2枚のマスキングテープの頂点を重ね、角度を調整して任意の形に貼りましょう。

 

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マスキングテープのカットは、直角にカットするよりも角度をつけておいたほうが鋭角な形状を作れます。マスキングしたい角度に合わせてテープの角を調整するといいでしょう。

 

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この要領でスプリッター用のマスキングをすべてのブロックに施していきます。

 

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次は使用する塗料を決めます。ガンダムマーカーでブルー系塗料は何種類か発売されており、今回は淡いブルーで塗装するので「ガンダムマーカー・アドバンスドセット」に入っている「ガンダムライトブルー」を使用します。通常のガンダムブルーと比べるとかなり明るい色ということがわかります。

 

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この色を使って先ほどマスキングしたパーツに吹き付け塗装していきます。ガンダムマーカーは隠蔽力が高いので、塗装膜が厚くならないよう注意して吹き付けていきます。

 

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塗料が乾燥したらピンセットなどを使って、慎重にマスキングテープを剥がしましょう。成形色の濃いブルーとガンダムマーカーの明るいブルーが美しい迷彩パターンを形作っているのがわかります。

 

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ちなみにこちらは肩アーマーの前後です。Ex-Sの迷彩パターンは資料も少なく悩みどころなので、参考用に正面と背面の写真を載せておきます。

 

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ボディブロックを組み上げたところです。胸部の迷彩パターンはこのような感じですが、胸前面に増加装甲が付くので、隠れる部分の迷彩パターンはあまり神経質にならなくても大丈夫です。

 

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肩上部に付くAパーツの主翼前縁もマスキングしてブルーに塗装します。

 

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今回のEx-Sはスプリッター迷彩を施すので、足首などの赤いパーツもブルーでリペイントすることに。ガンダムマーカーの隠蔽力のおかげで、下地塗装を行わずとも一発で美しいブルーに発色します。

 

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頭部のインコムなど赤い成形色のパーツも、コントラストの強い赤から少々オレンジ寄りの赤に色味をシフトさせます。

 

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脚部を組み上げた状態。ソールを赤から青に変更しただけで、大きく印象が変わっています。

 

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ブルーに色変更したソールと濃淡2色のブルーでスプリッター迷彩を行った上半身が、色味的にもとてもマッチしています。白い成形色パーツもきちんと合わせ目処理をしたので、とてもいい印象に仕上がりました。次回はさらに細かな塗装やマーキングを行って、Ex-Sを一気に完成させます。

 

⇒素組みでガンプラ! ~組み立ての基本から簡易塗装まで! おすすめプラモデルをきれいに作るコツ~(目次)へ

 

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(C)創通・サンライズ


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