「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その5>

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コトブキヤより発売されているモデラー御用達様々なサポートグッズ「モデリングサポートグッズ(M.S.G)」より、新たに登場した「ギガンティックアームズ」。
その第一弾「パワードガーディアン」作例記事の最終回となる第5回目は、汚し塗装の解説と、完成写真のお披露目です!

 

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第1回:「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その1>

第2回:「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その2>

第3回:「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その3>

第4回:「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その4>

 

 

ちいた:まずは前回までの作業を終えて組み上げたパワードガーディアンを見てみましょう。

 

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編集部:前回のシリコーンバリアー剥がしで結構塗料を剥がしていたように思いますが、このサイズで組みあがってしまうとあまり目立たないですね。

 

ちいた:実際に使われてる重機でもそこまで露骨に傷がついてるものは少ないですからね。
しかし想定より綺麗目に仕上がってしまったので、汚し塗装を行って使用感を足していきます。

っと、その前に……。

 

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編集部:迅雷ちゃんですね。
軽装状態(装甲を着せる前)ですか?

 

ちいた:そうです。
装甲を付けてしまうと後で外しにくくなるので、先に撮っておきました。
塗装剥がしで小汚い装甲を取り付けるので、本体はなるべく丁寧に綺麗に仕上げました。

 

編集部:嫌がる迅雷ちゃんに小汚い装甲を無理やり……。

 

ちいた:そういうんじゃないです。

 

 

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ちいた:さて、汚し塗装を行っていきますが、撮影の取り回しやすさからムーバブルクローラーを中心に紹介していきます。

 

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ちいた:GSIクレオスさんのウェザリングカラーを使用していきます。
墨入れも兼ねて全体をウォッシングしていきますので、画像の2色を混ぜて、暗めの茶色で全体に塗っていきます。

 

編集部:塗料のボトルが既にウェザリング済みとはこれいかに。

 

ちいた:汚くてスイマセンね!

 

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ちいた:こんな感じで全体に塗り広げていきます。
見やすさから組んだ状態で塗ってますが、バラして塗ったほうが作業は楽です。

 

編集部:エナメル溶剤みたいにパーツが割れたりしないんですか?

 

ちいた:油絵具系の塗料なので、エナメル溶剤ほど破損のリスクは高くありません
……が、溶剤には違いないので、関節など負荷の高いところには染み込ませないように注意しましょう。

 

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ちいた:全体が乾いたら拭き取っていきます。
完全に乾燥させてしまうと剥がしにくくなるので、2時間くらいの乾燥で充分です。

 

編集部:濃い汚れにしたいときは、逆に1日以上経過させて完全乾燥させてもいいかもしれませんね。

 

ちいた:今回はシリコーンバリアー剥がしも行ってるので、あまり強く拭き取ると下の塗料も剥がれてしまう怖さもあり、早めに拭き取りました。
拭き取り終えた左側のパーツを見ると、凹部に塗料が残っているのが分かりやすいかと思います。
図にしてみるとこんな感じです。

 

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編集部:お弁当によく入ってる緑色の……。

 

ちいた:バランじゃねえよ!

「どういう作業か?」を説明するのにパーツ状態よりも簡略化した図のほうが分かりやすそうなので、私も試験的に作ってみました。
飽きたらやめます。

 

編集部:やめんのかよ……。

 

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ちいた:こんどはキャタピラ部分に泥汚れを付けていきます。

 

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ちいた:まずはウェザリングスティックでこびり付いた泥の下地を作ります。

 

編集部:下地とは?

 

ちいた:次の作業でほとんど見えなくなりますが、ウェザリングスティックは口紅やクレヨンのような粘つきがあるので、「厚みのある土汚れ」を作るときの下地にしています。

 

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ちいた:表面についた土、砂汚れを塗っていきます。
こちらはウェザリングパステルというパステルを粉末状にしたものをアクリル溶剤で溶いています。
製品そのままだとちょっとワザとらしい色味な気がするので、何色か混ぜて好みの土の色にしています。

 

編集部:土色に好みとかあるんです?

 

ちいた:戦車モデラーの方は「その車体がどこで運用されたか?」を土の色で再現したりするので、「任意の土の色」と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。

 

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ちいた:水分を含んだ泥をザバッッと塗って、乾燥後に拭き取ります。

 

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ちいた:次に土が乾燥して砂に戻った状態を再現するために、先ほどよりも薄めた砂色を乗せていきます。
濡れた土は薄い周辺&表面から乾いていくので、先ほど塗った濡れた土色の上に被るよう、全体的に塗って乾燥させます。

 

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ちいた:以上の工程を経て仕上がったキャタピラ部です。
キャタピラのみ使用感があっても浮いてしまうので、他のところにもそれぞれ汚しを入れていきます。

 

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ちいた:機関砲部分。
黒と茶色を混ぜた色をエアブラシで先端に吹き、煤汚れを表現。

 

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ちいた:腕部大型ガトリング分部にも同じように煤汚れを付けています。

煤汚れの上からクリアーオレンジを吹いて、焼けた色味も表現してみました。

 

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ちいた:ムーバブルクローラー完成です。

 

編集部:剥がれた塗料と土汚れで、「出撃を重ねた兵器」って感じになってますね。

 

ちいた:全体的に茶系の色でウォッシングしているので、土汚れの茶色とも違和感なく仕上がったかなと思います。

 

編集部:さて、それでは全体の完成画像を見てみましょう。

 

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ちいた:迅雷ちゃんの装甲には塗装剥がしだけで汚し塗装はしていませんが、色を統一しているのでパワードガーディアンとの相性が良くなっていると思います。

 

編集部:迅雷 Indigo Ver.は忍者モチーフですが、色と日本刀でどことなく旧日本軍って感じもしますね。

 

ちいた:そうですね。では、素組み状態のものと並べたものも見てみましょう。
まずは迅雷ちゃんから。

 

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編集部:3回目のときも話した気がしますが、髪の毛の彫り込みの効果は大きいですね。

 

ちいた:至近距離で見るとそれなりにガタつきはありますが、作業量に対して効果が大きいのでオススメですね。
さぁ、次は本題、パワードガーディアンを見てみましょう!

 

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編集部:しっかり重量感が出ていますね。

 

ちいた:形状を変えたわけではないので一見するとただのカラー変更にも思われますが、バリヤー剥がしや汚し作業で情報量を増してるので、近くで見れば見るほど「おぉ、こんな表現が!」と発見のある仕上がりになったかと思います。

 

編集部:なるほど、展示する機会があるときは「双眼鏡で隅々までご覧ください」と張り紙しておきますね。

 

ちいた:処理しきれなかったヤスリ痕が見つかるのでやめてください。

 

編集部:見てほしいのか見てほしくないのかどっちなんだよ!

 

ちいた:では、迅雷ちゃんを乗せてみましょう!

 

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編集部:命(タマ)取りに来てる顔だよ! 怖ぇーーよ!

 

ちいた:「あんまり近くで粗探すんじゃねーよ」と恫喝しております。
表情パーツが豊富だとこういった遊びが捗りますな。
気を取り直して搭乗状態の写真を。

 

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編集部:やっぱり色が統一されていると綺麗に収まりますなぁ。

 

ちいた:元々は轟雷ちゃんを乗せる想定で開発されたっぽいのでポニーテールがやや邪魔ですが、『FAガール』シリーズなら大体問題なく乗せられるようです。
個人的には無人で動きそうなパワードガーディアンも好きですが、『FAガール』を乗せると「戦闘用サポート機」って感じが際立ちます。

なので……。

 

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ちいた:おなじみですが、ブリッツガンナーのみを装備した『FAガール』サポート武装みたいな状態もお手の物です。

 

編集部:凛々しい&カッコイイ! こういうの好きです。
そういえば、コトブキヤショップ限定で販売されるグラップラーガーディアンはクローアーム仕様なので、作業用サポートメカのような仕上がりも楽しそうですね。

 

※参照:グラップラーガーディアン 製品ページ

 

ちいた:既に発売されているものと成型色も違うので、ガッツリ塗装しない人は好みの色が選べて良いですな。

 

編集部:そういえばムーバブルクローラーとブリッツガンナーの単品売りも始まりましたね。
……って、ブリッツガンナー単体の画像はないんです?

 

ちいた:ちゃんと撮ってますよ。

 

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編集部:おぉ、エライ!

 

ちいた:陸戦機を想定した色で塗ってしまったので空戦機って感じではなくなりましたが、地上を滑空してガトリングを撃つ未来の戦闘バイクっぽくはできたのではないかと思います。
あと色々な装備品とか表情パーツの紹介とかあるので、例によってうちで遊びつつ撮ってきた画像を紹介していいですか?

 

編集部:ふざけすぎない範囲でよろしく!

 

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「くっ! この距離なら手裏剣で!」

 

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「どうやら貴様らは私の本気が見たいようだな」

 

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「あー、アイツらやっぱり大したことなかったな」

 

 

編集部:いや、ふざけすぎないようにと前置きしたばっかりなんじゃが……最後のやつで私の中の迅雷ちゃん像が崩壊したんじゃが……。

 

ちいた:表情パーツが豊富だと、こういった遊びが捗りますね(2回目)。

 

編集部:さてこれでパワードガーディアン&迅雷ちゃんは終了ですね。

 

ちいた:ガール系が続いたので、次はまっとうにロボ作りたいですな!

 

編集部:今回も充分にロボだったジャン……まぁ考えておきます(棒)。

 

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「オレたちの戦いはこれからだ」 ※続きません。

 

 

 

<DATA>

ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン

■NONスケール プラモデル
■全高:約260mm
■価格:4,800円(税抜)

■発売中

■設計:丸家 裕之介

■発売元:コトブキヤ

※実際の商品に「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」以外の商品は付属しません。

 

ギガンティックアームズ02 ブリッツガンナー

■NONスケール プラモデル
■全高:約125mm
■価格:2,400円(税抜)

■発売中

■設計:丸家 裕之介

■発売元:コトブキヤ

※実際の商品に「ギガンティックアームズ02 ブリッツガンナー」以外の商品は付属しません。

 

ギガンティックアームズ03 ムーバブルクローラー

■NONスケール プラモデル
■全高:約200mm
■価格:2,400円(税抜)

■発売中

■設計:丸家 裕之介

■発売元:コトブキヤ

※実際の商品に「ギガンティックアームズ03 ムーバブルクローラー」以外の商品は付属しません。

 

フレームアームズ・ガール 迅雷 Indigo Ver.

■NONスケールプラスチックモデル

■全高:約150ミリ

■価格:4,300円(税抜)

■発売中

■原型製作:清水康智、桑村祐一

■発売元:コトブキヤ

 

<関連情報>

 

(C) KOTOBUKIYA


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