『機動戦士ガンダム0083』よりガンプラ「MG ガンダム試作3号機ステイメン」のプロポーション改修&ディテール追加!書籍「ガンダムホビーライフ010」表紙作例(再掲載)

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製作・文●NAOKI/編集●電撃ホビー編集部

2018年3月30日(金)にいよいよ書籍「ガンダムホビーライフ012」が発売! 最新号は可変機特集となっています。最新号が発売間近ということで、これまで「GHL」の表紙を飾ってきた珠玉のガンプラ作例をご紹介! 今回紹介するのは、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の「ガンダム試作3号機ステイメン」です。

 

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※バックナンバー

 

 

RX-78GP03 ガンダム試作3号機ステイメン

※初出:ガンダムホビーライフ010号/記事内容は雑誌発売当時のものです。

さて今回は、GPシリーズ特集ということで自分はGP-03ステイメンを製作。GPシリーズのなかでは一番好きで、全ガンダムのなかでも5本の指に入るほど好きな機体です。

 

キットはMGとはいえだいぶ前に発売されたものなので、今の目で見るといろいろと食い足りない部分も目立ちます。裏を返せばガンプラの進化のスピードが凄まじいということでもあると思うのですが。

 

それはさておき。今回のコンセプトとしては今なりのプロポーションと情報量。プロポーションに関しても、デザインを担当されたカトキハジメさんの当時の設定画よりも後年GUNDAM FIX FIGURATIONなどで商品化された際にご本人が描きなおした設定画のバランスを意識しています。

 

最新のキットと比べて構造がシンプルなぶん、プロポーション改修なども容易だろうと前向きにとらえ(笑)製作に入りました。が、結果的に当初想定していたよりも大改修になってしまい、素組みとの比較写真を見ていただければわかるように外観に関しては元パーツをそのまま使用している部分が1パーツもないという状態に。どこをどういじったのか詳細に把握できない状態で、完成度的には非常に満足していますが、作例的には失格ですね(笑)。そんなこともいっていられないので、覚えているかぎり書き出してみようと思います。

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●頭部

ヘルメットは細切れに切りわけて小型化。フェイス部分もキットを削り倒して小型化してディテールを彫り直しています。アンテナはひと回り小さいRE GP04のものを使用。

 

●胴体

胸部天面はプラ材で作り直し。胸部フィンも大型化したものを新規に製作。胸部センサーはジャンクパーツ+クリアパーツに。コクピットハッチは縦に延長。腹部も延長しつつ、立体感を出すために上下で別パーツ化しています。

 

股間ブロックは縦に大型化。フロントスカートはキットのパーツを元に形状修正したりディテールを入れるのが面倒そうだったのでプラ材でスクラッチ、バランスも大きくしています。サイドスカートは形状修正しつつ、腰への接続ポリキャップが丸見えなので接続パーツをプラ材で作り起こしています。腰部バインダーは形状をシャープに成形、裏側がツルツルなのでディテールを追加しています。

 

●腕部

肩はフロントスカートと同様の理由からプラ材でスクラッチ。腕は設定のイメージと比べ細く貧弱に見えるので前腕を太く。手首の取り付けも設定のイメージと異なるので構造を修正。手首はカトキさんが描く正方形に近い形状のものをパテ類でスクラッチしています。最近はキットの手首パーツのできがよかったりアフターパーツも豊富ですが、イメージどおりの形状やサイズがほしい場合は頑張ってスクラッチしたほうがやはりしっくりきます。余談ですが、昔の模型誌のモデラーさんは手首はスクラッチが前提で、手首でモデラーさんの個性が出てましたよね。

 

●脚部

太ももをフレームから延長、膝関節は膝パーツが干渉してキレイなS字立ちができないので、軸位置をずらしています。その膝パーツは縦方向に大型化。ふくらはぎ~スネは延長しつつ太く形状修正しています。スネ部分のセンサーはエッチングパーツ+クリアパーツに。ソール部はかかとを一度切り離し詰め、つま先を短く成形して小型化しています。

 

●その他

バックパックは削りこんで形状修正、両サイドの距離が近いため接続部を新規造形、距離を離してバランスを調整しています。

 

武器ですが、フォールディングバズーカが設定どおり折りたためるのですが、折りたためたところで意味がないという状態なので、新規に接続パーツを作り腕のラッチに接続できるようにしてみました。さらにシールドにも新規で接続パーツを作り、GP04のロングライフルをセットできるようにしてみました。ネオジム磁石を仕込み接続できるようにしています。

 

イメージとしては武器庫であるオーキスから武器を引っぱり出し携行、ステイメン単機での火力の向上を計った状態という感じでしょうか。

 

以上、ざっくりとプロポーション改修箇所を書き出しましたが、個々のパーツ形状がシンプルかつソリッドなため、全体のバランス調整が非常に難しい機体です。何度となく微調整をくり返して納得のいくバランスにたどり着いたので個人的にはかなり満足度高し! それではまた次号でお会いしましょう!

 

※初出:ガンダムホビーライフ010号/記事内容は雑誌発売当時のものです。

 

DATA

MG ガンダム試作3号機ステイメン

  • プラモデル
  • 1/100スケール
  • 発売元:バンダイ
  • 価格:3,780円(税込)
  • 発売中

 

 

「GHL010」の特集は、ガンダム作品のなかでも人気の高い『機動戦士ガンダム0083』から、ガンダム開発計画をフィーチャーします。GP00からデンドロビウム、ガーベラテトラ改まで、誰もが愛するガンダム機が勢ぞろい! 電子書籍版もあるので、ぜひチェックしてくださいね。

 

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