【ガンダムビルドファイターズ連載】作例「パックナイフ」簡単工作でほかのガンプラと合体させる!

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600logoGBF_BGtextuer4c<ガンダムビルドファイターズD-Rまとめページ>

 

月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。

 

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▲月刊ガンダムエース2018年5月号発売中! 今月はガンダムビルドダイバーズの小冊子が付録に!

 

今回は、スタジオオルフェ千葉智宏先生の解説記事「第8回世界大会決勝前夜祭」登場新機体を一挙紹介!を受け、プリンセスの新型機「パックナイフ」についてフクダカズヤが解説! 実は新型機といっても無改造にスプレー塗装を施した簡単なものなのですが、AXオベロン&AXタイターニア(劇中では強化されていて、それぞれ「★アスタ」が付くようになりました)と合体までしてしまうアイデア作例です。そもそもAXオベロンとAXタイターニア自体、なるべく簡単にオリジナル機体を作ってみよう! という主旨の作例ですので、これらの記事を参考に、是非自分なりのオリジナルガンプラを作ってみてください!

 

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これまで製作してきたガンプラに、無改造で合体させてみる

パックナイフ

 

こんにちは、フクダです。
『ガンダムビルドファイターズA-R』もいよいよ最終回が迫ってまいりました。今ノ夜きよし先生を始めスタッフの皆様も一丸となって取り組んでおりますので、どうぞ最後まで応援よろしくお願いします!

 

さて今回は……一風変わった作例のご紹介です。

 

第25話でプリンセスとレディの再戦が行われました。前回プリンセスは2機のガンプラを同時に操作する多数機体操縦の技術を見せましたが、さらに腕を磨き今回のバトルでは3機のガンプラを操っています。先の千葉先生の解説にもありましたように、AXオベロン&AXタイターニアは見た目こそ変化はありませんが、作り込みによる強化が施され「AXオベロン★アスタ」「AXタイターニア★アスタ」とそれぞれ名称が変化しています。おそらく摩耗した関節部やポリパーツは一新、さらには強化もされているのでしょう。その理由は3機目のガンプラ……「パックナイフ」と共に戦うためには、それなりの対応が必要とだったと推測します。今回はその3機目のガンプラ、パックナイフの紹介です。

 

パックナイフは『ガンダム Gのレコンギスタ』より「HG 1/144マックナイフ」を起用しています。

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▲今回製作された「パックナイフ」。「HG 1/144 マックナイフ」をスプレーで塗装したもので、改造などは施していない。

 

本機はAXシリーズのモチーフとなったシェイクスピアの戯曲『真夏の夜の夢』に登場する妖精王オベロンの腹心であるイタズラ好きな妖精パックをモチーフとしており、名称もそれにちなんだもの。AXシリーズが「ガンダムダブルエックス」「ガンダムエアマスター」を使用した機体なので3機目は「ガンダムレオパルド」という流れもありますが、妖精パックは王族との血縁関係にはなく、レオパルドはアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」ですでに登場したガンプラということもあり、ガンダムX系のガンプラはあえて除外。“妖精・イタズラ好き”といったキャラクター性から、小型で独創的なデザイン、個性的な表情で可動するガンプラとしてのチョイスになります。

 

本作例はカラーリングの変更以外はキットのまま……というのも、実はパックナイフは作例として制作されたものではなく、以前ファン活動の一環として空き時間を利用し、ボクが個人的に作ったものなんです。2016年12月末から翌年1月にわたりすでにTwitterに投稿している作品なのでご覧になっている方もいるかと思います。

 

「色を変えてパチ組む」という超お手軽なテーマで組んだものなので、合わせ目消しなど基本的な処理も一切行っておらず

 

  1. 色を変更したいパーツをランナーごと缶スプレーで塗装
  2. 説明書通りにキットを組みながら、ゲート部分などをタッチアップ
  3. エナメル塗料で広い面積の部分だけスミ入れ、乾燥後にトップコート
  4. 細かい部分のスミ入れはシャープペン
  5. 再度トップコート
  6. シール貼り付け

 

……と簡易的な部分塗装にとどめた非常に趣味感の強い作例です。
使用した缶スプレーもAXオベロン&AXタイターニア製作記事内で紹介したホームセンター販売のものを使用。AXシリーズとの関連性を示す同系統のグリーンとなっていますが、王族ではないためゴールドの差し色はありません。トップコートはGSIクレオスの「Mr.プレミアムトップコート水性」を使用し、こちらも缶スプレーとなっています。

 

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▲今回使用した水性スプレー。手前はAXオベロン/AXタイターニアに使用した塗料。

 

ただ、本作例は色変えのみの無改造なのですが、ボクが得意とする“見立て変形”のギミックを取り入れています。

 

マックナイフの広い可動領域と個性的なミサイル発射口を活かし「ケオラモード」という弓形態に変形します。“ケオラ”はフィンランドの言葉で「弓」を意味します(命名 今ノ夜きよし先生)。

 

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▲こちらが「ケオラモード」。変形したパックナイフが弓のように使われている。

 

妖精パックが妖精王オベロンの腹心ということで、機体性能を機動力に特化させたAXオベロン★アスタの専用武器として攻撃力をサポートする役割をしています……が、パックナイフは飛行し続けることでフィールド内のプラフスキー粒子を集められますので、ケオラモードではガンプラ1体分とそれ以上の粒子放出量になります。もうサポートという域を超え必殺技ですので、AXオベロンもそれに耐えうるチューンをしておく必要があった……という訳です。

 

弓形態を保持するグリップ部はキット背面にある専用ブースターなどの取り付け穴に切り取ったランナーを差しただけ。なんとも単純な工作ですが折りたたんだパックナイフの腕部に隠れてしまうため目立つことはありません。

 

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▲弓の持ち手はランナーを挿しただけというお手軽仕様。ランナーも活用方法によっては有効に使える。

 

……そして完成から約1年後、正式に作品内に採用するという連絡とともにAXタイターニア★アスタへの合体案も欲しいというリクエストがやってきました(笑)。AXタイターニア★アスタは攻撃力を特化させたガンプラ。高速機のAXオベロン★アスタとの連携を取るために飛行形態に変形しますので変形時のブースターの役割になれば単機でのステイタスが上がると考えました。

 

AXタイターニア★アスタの飛行形態の後部にパックナイフを合体させた「AXメテオリィモード」にもなります。”メテオリィ”は同じくフィンランドの言葉で「流星」です。

 

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▲こちらが「AXメテオリィモード」。違和感なく合体が行われている。

 

接続はパックナイフ背面の3ミリ穴とAXタイターニア★アスタのアクションベース取り付け穴をランナーで繋ぐだけ……と、こちらも簡単なもの。パックナイフは脚部スラスター全開にして背中でAXタイターニアを押しているような状態になります。

 

合体後、パックナイフが保有するプラフスキー粒子はすべて「出力」へ割り振られるため機動力が爆発的に向上します。AXタイターニア単機の飛行形態は戦闘機らしからぬ容姿でしたが、機体のチューニングと安定した機体制御を行う必要があったためAXメテオリィモードでは戦闘機らしいシルエットに変化しています。

 

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▲AXタイターニアの変形状態との比較。大型化した「AXメテオリティモード」では力強さが増す。

 

ケオラモードもAXメテオリィモードもパックナイフがコミカルなくらい個性的に配置されます。元々シルエットが大きく変形する機体ではないのですが、この個性的な役割こそが妖精パック役としてマックナイフを選んだ最大の理由でもありました。ガンプラ同士を合体させると、また別の個性を引き出すことができますので、ぜひ挑戦をしてみてください。

 

 


合体に関する試行錯誤

 

ここからは、フクダカズヤが合体を検討する過程で行った試行錯誤を紹介する。実は、パックナイフはAXオベロン★アスタの背部に取り付けられる。ゆえにサマーナイトドリーム時は背中のパックナイフを展開させることも可能。また、AXメテオリティモードとAXオベロン★アスタも合体できるので、こちらもサマーナイトドリームが強化された印象となる。

 

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