神出鬼没連載!?ホロライブプロダクションのメンバーが自分の好きなものについてひたすら熱く語るコラム!~第7回・鷹嶺ルイ「カプセルトイ」編~

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毎回ホロライブプロダクションのメンバーが登場して、“ジャンルの垣根なし・なんでもアリ”で「自分が好きなものについて熱く語るだけ!」という、オタク全開早口推奨のコラム連載第5回! 今回は秘密結社holoXの女幹部・鷹嶺ルイさんに、「カプセルトイ」について熱く語っていただきます!

※インタビュー中、鷹嶺さんは主に「ガチャガチャ」というワードを使用されていましたが、メーカーにより商標や正式名称に差違があるため、このコラムでの表記は一部固有名詞に含まれるものを除き「カプセルトイ」、バンダイ製品は「ガシャポン」で統一させていただきます。

 

ホロライブ、秘密結社holoXの鷹嶺ルイです! 今回は私が大好きなカプセルトイについて語らせていただきます!

実は私、あまり配信ではお話ししていないんですが、カプセルトイが大好きでして。好きになった最初の記憶は、親がスーパーで夕飯の買い物をするときに一緒についていって、お店に置いてあるカプセルトイをルーティンのように1回させてもらっていたところからですね。そのころ集めていたのは、消しゴムとか、アニメのおもちゃだったと思います。

ただ、その当時は必ず「1回だけ」だったので、お目当てが出るとも限らず「本当は違うやつが欲しかったのに……」というような、不完全燃焼感(笑)を子どもながらに感じていたんですよ。しかもカプセルトイってサイクルがはやいから、次に行ったときにはお目当てが新しいものに変わっていて、「あのとき2、3回できてればなぁ……」と思うようなことがけっこうあったんです。

そんなモヤモヤを抱えつつ、大きくなるにつれてカプセルトイから離れていたんですが、熱が再燃したのは自分でお金を稼ぐようになってからでした。友達と出かけたときに「うさまる」というLINEスタンプのキャラクターのカプセルトイを見つけて、「これをぜんぶ集めたい!」となってしまったんですよ。それで「出ないんだったら出るまでやってやる!」と、コンプリートするまで回し続けたのがきっかけでしたね。これはもう、完全に「1回だけ」だった幼児体験からの反動です(笑)。

そこから一気に再燃してしまい、今では「ガチャガチャの森」というカプセルトイマシンがたくさん並んでいるところに通って、何時間もいられるくらいにはハマってしまいました。

 

最近のお菓子系カプセルトイはすごい!

そんな私が今集めているカプセルトイは、お菓子や食品系のミニチュアが多いですね。「普段食べてる、これ食べたことある」みたいなものがミニチュアになっているのがすごくかわいくて、見かけるとつい回しちゃうんですよ。たとえばロッテさんの「コアラのマーチ」や「パイの実」を小さくしたキーホルダーや、ギンビスさんの「たべっ子どうぶつ」のマグネット、ほかにもマルカワさんのマーブルガムや亀田製菓さん、ブルボンさん、不二家さんのお菓子のミニチュアも買っちゃいましたね。

▲「たべっ子どうぶつ ビスケットマグネット」(左)と「LOTTE マスコットチャーム~2022パッケージ~」(右)。

 

最近のカプセルトイって本当によくできていて、あまり推奨されていることではないかもしれないんですが、たとえばグミのミニチュアのパッケージ部分をハサミで切ってみると、ちゃんとグミ型の中身が入っていたりするんですよ! 「そのままだと見れないところまで作られててすごい!」と感動してしまって、そういうところでもさらにカプセルトイの魅力にハマってしまいましたね。

食品系以外だと、キャラクターものもチェックしてますね。最近でいうと、『マインクラフト』のポーチコレクションはぜんぶ集めたくてかなり回しました。途中までかぶらずにいいペースだったんですが、一番欲しかったウーパールーパーだけどうしても出なくて……。結局、そこの台の中身がなくなるまでやってしまいました(笑)。ほかにも「カードキャプターさくら めじるしアクセサリー」もかわいくてコンプしちゃいましたね。

▲「カードキャプターさくら めじるしアクセサリー」(左)と「マインクラフト ポーチコレクション」(右)。

あとはキャラクターものでいうと、私は『ブルーロック』が大好きなんですが、この作品のように明確に“推し”が決まっている場合は、回すか否か、悩ましいところだったりします。やっぱり、ほかのキャラクターが出て「あぁ……」という気持ちになるのは、出てくれたキャラクターにもうしわけないじゃないですか。しかも『ブルーロック』は登場人物が多いので、全18種類とかになるともう、ピンポイントで引き当てるのがとても難しかったりするわけですよ(笑)。

ただ、めちゃくちゃかわいいアクリルスタンドだったり、「これイラスト最強では……」みたいなときは、なんだかんだと回しちゃいますね。そういう場合は、たとえば箱推しであったり、推しがかぶっていない友達数人と一緒にいって、「誰かの推しが出たら交換」みたいな感じにしています。そうやってトレーディングできるのも、カプセルトイの楽しさですよね。ちなみにかつて私が“痛バ”を作っていたときにも、トレーディングで一生懸命に缶バッジを集めていた記憶があります(笑)。

 

自分のカプセルトイを見つけるとにんまりします

そうやって集めたカプセルトイは、配信部屋の一角に“カプセルトイブース”みたいな感じでコレクションスペースを作って飾っています。チャーム系などはコルクボードにピンを刺して、そこにひっかけてますね。

コレクションを写真に撮ったりはしないんですが、今は「ねんどろいど」などの、カプセルトイと相性のよさそうなサイズのホロライブメンバーのフィギュアもたくさん出ているので、それと組み合わせて飾ってみるのも楽しそうだなと思っています。たとえば「いぬたかししらむ」(戌神ころねさん、鷹嶺ルイさん、獅白ぼたんさん、角巻わためさん)のねんどろいどがそろったら、みんなの周りにお菓子を置いて、お菓子パーティみたいにするのもいいですね。

今は自分自身のグッズがカプセルトイになる立場だったりするので、カプセルトイ好きとしては本当にうれしい限りです。自分のグッズが入っているカプセルトイを見ると、そこでにんまりしちゃったりするんですが、居続けると不審者だと思われるので、サーッと移動して自分の目的のものを回して、でも帰りにまたそこに寄って、「どんな人がやってるのかな?」というのを確認したりしています(笑)。

▲ホロライブのカプセルトイも続々展開中。写真は鷹嶺さんも収録されている「ホロライブ ラバーマスコットコレクション Vol.04」(左)と「ホロライブ アクリルスイングコレクション~秘密結社holoX~」(右)。

 

ちなみにカプセルトイをしにいくときにはホロライブメンバーと一緒のことも多くて、たとえば(百鬼)あやめちゃんとか、(獅白)ぼたんさんとかと一緒にホロライブのカプセルトイを見つけると、「あ、これだよね」みたいな感じで声を出さないで指をさして、合図したりしてます(笑)。

特にあやめちゃんはカプセルトイをメインに遊びにいくこともあって、そういうときは映画館があるところに「ガチャガチャの森」が併設されていることが多いので、まずカプセルトイをして、映画を見て、また最後にカプセルトイをして帰るみたいなことが多いですね。

 

やっぱりアナログが好き

私のカプセルトイのスタイルは、基本的には「ガチャガチャの森」などを覗いてみて、ピンときたのがあったら回すという一期一会スタイルが多いですね。事前に調べていくこともできるんですが、やっぱりそのときの出会いを楽しみたいというか、「今回は食品のポーチみたいのがあるぞ……」とか、「棒付きアイスのマスコットがある!」なんてワクワクしながら台をのぞいてみるのがいいんですよね。

そんなカプセルトイの魅力ってなんだろうと考えてみると、やっぱりひとつにはロマンだと思うんです。なにがでるかわからないドキドキ感や、目的のものがでないもどかしさ、そしてお目当てのものを一発で自引きしたときの爽快感とか、そういうのをぜんぶ含めて、すごくロマンがあるなと思っています。さらにそのロマンを盛り上げてくれるのが「ハンドルを回して商品が落ちてくる」という一連の動作で、やっぱり自分の手でハンドルを回して振動を感じる瞬間がカプセルトイの一番の醍醐味なんですよね。おおげさな言い方かもしれないですけど、“手で感じる感動”みたいなものかなと思います。

今はネットでも回せるし、それもすごく楽しいんですけど、あのカプセルが落ちてくる一瞬がスローモーションになるようなドラマチックさは、やっぱりアナログならではだと思います。ほかにもコインが詰まったときの「回りそうで回らないあの硬さ」とか、「赤系のアイテムを狙ってるときに赤いカプセルがでてきたので『もしや!?』と喜んだら、中身はぜんぜん違うものだった」みたいなぬか喜びとかも含めて、ぜんぶいとおしいんですよね(笑)。

また、一緒に来た友達とお話をしながら回せるのもアナログの良さだと思います。「何が出た?」なんてキャッキャしながらお互いにでたものを見せ合ったりするのも楽しいですし、私がよく行く「ガチャガチャの森」には、カプセルを入れるとガラガラ落ちていく滑り台形式のカプセル回収マシンがあるんですが、それも「ひとりが渡してひとりが入れて」みたいに、みんなで協力プレイにしたりすると盛り上がるんですよ。なんというかそういうのもひっくるめて、全体をアトラクションとして楽しむのが、私は一番好きですね。

 

ルイ姉に“刺さった”カプセルトイたち

個人的に“刺さった”カプセルトイを挙げてみると、まずは私がメインで集めているお菓子系から、「3連お菓子マスコット」ですね。これは昔ながらのお菓子の袋が文字通り3つ連なってキーチェーンになっている商品なんですが、私が小さいころ、お菓子をもらうときって小分けになった袋をひょいっと渡されることが多かったんですよ。そういう子ども時代を思い出させてくれて、すごく懐かしい気持ちになるカプセルトイです。

そのほかに、お菓子系では「箱入り駄菓子マスコット」も、めちゃくちゃかわいかったですね。これはヨーグルト菓子やラムネ菓子など、駄菓子屋さんに置いてあるようなお菓子を箱ごとミニチュアにしたカプセルトイで、ちゃんと箱を開けてディスプレイすることができるんですよ。たくさん並べると、ちょっとした駄菓子屋さん気分になります。

▲「箱入り駄菓子マスコット2」(左)と「3連お菓子マスコットBC3」(右)。

 

今はカプセルトイ自体がブームだと思うんですけど、そのなかでもお菓子系や食品系は、特にトレンドだと思います。「ガチャガチャの森」などに行くと、そのカプセルトイを回すために並んだりしますからね。人気の理由のひとつとしては、ショート動画で食品系の商品を紹介する人がすごく多いんですよ。「実際に開けてみた」的な動画がたくさんあって、私もそういうのをけっこう見ちゃいますし、そこからハマっちゃう人も多いんじゃないかと思います。

お菓子系や食品系以外だと、バンダイさんのガシャポンから発売された「花王 ミニチュアチャーム」はすごい作りこみでしたね。マジックリンやバブといった花王さんの商品がミニチュアになっているんですけど、本当に普段使っているものが小さくなったみたいで、「マジでクオリティ高いな!」とおどろきました。このあたりの日用品系のアイテムも、最近多くなった印象がありますね。

バンダイさんのガシャポンはどれもよくできていて、これも食品系なんですが、棒ラーメンや皿うどんのパッケージがチャームになった「味のマルタイ ミニパッケージチャーム」や、雪印メグミルクさんのパック飲料がミニチュアになった「雪印メグミルク ミニチュアチャーム パック飲料シリーズ」、辛ラーメンでおなじみの農心さんの「袋麺ミニチュアチャームコレクション」などもすごくインパクトがありました。

▲「ガシャポンサウンド ワニワニパニック」(左)と「花王 ミニチュアチャーム」(右)。

 

あと、バンダイさんのガシャポンで印象に残っているのは「ワニワニパニック」でしょうか。最近のカプセルトイってもちろん若い子にも人気があるけど、全体的に「これは大人向けだよね」というラインナップが多いと思うんですよ。それで、この「ワニワニパニック」をみたときは、「これがバチっとハマる世代の人がターゲットなんだろうな」と強く感じたのをおぼえています。私がカプセルトイを回しに行くのが夜だからかもしれないけど、カプセルトイコーナーは大人のお客さんがすごく多いですね。みなさん、大人の特権を使ってガッツリ回している印象です(笑)。

思い入れがあるものでいえば、アイスの「南国白くま」や「ボンタンアメ」がミニチュアになった「セイカ食品株式会社 ミニチュアチャームコレクション」はよくおぼえていますね。私のお目当ては「南国白くま」のほうで、「フタが開くよ! 中身も再現!」と書いてあったので、ウッキウキで開けてみたんですけど、勢いよく開けすぎたせいで壊してしまったんですよ。それでもうひとつ欲しくなって回したんですが、結局なかなか出てくれなかったという思い出があります(笑)。

▲「セイカ食品株式会社 ミニチュアチャームコレクション」。南国白くまのほかに、ボンタンアメやパイナップルアメといった商品も。

 

電化製品のカプセルトイがほしい!

個人的に出てほしいなと思うカプセルトイは、現行の電化製品のカプセルトイです。「昭和家電のカプセルトイ」みたいな商品はいくつかあったはずですけど、現行の電化製品にスポットを当てたものはあまりないと思うんですよ。

というのも私、電化製品オタクでもありまして、特にパナソニックさんと象印さんの現行デザインが大好きなんですよ。なので、パナソニックさんのドラム式洗濯機のカプセルトイがでてくれたら最高ですね。できれば洗濯槽が回せるギミックとかもつけてほしい(笑)。もしそれが発売されたら、自分の家にある洗濯機のミニチュア版も飾りたいし、そのほかの洗濯機も集めたいですね。基本的に洗濯機ってひとつしか買えないから、たくさんそろえられるのもミニチュアならではだと思うんですよ。ほかにも、炊飯器やポットや加湿器とか……、ほしいものをあげたらキリがないですね(笑)。

もしカプセルトイを使ってなにか企画ができるとしたら、たとえば「ホロライブメンバーに3,000円を渡して、何のカプセルトイマシンを回してくるか?」みたいなのは気になりますね。以前(兎田)ぺこら先輩が「ホロライブメンバーに1万円を渡したら何を買ってきてくれる?」という企画をやっていたと思うんですが、それのカプセルトイバージョンみたいなイメージです。

まず、何のカプセルトイを選ぶかでセンスが問われるし、まんべんなくいろいろな種類を回すのか、ひとつのものに3,000円すべてをぶっぱするのかみたいなところでも、おのおのの性格が出るんじゃないかと思います(笑)。ほかにも、ヒントを出して正解を探してきてもらったり、誰かが“お題”を出して、大喜利的にそれに沿ったカプセルトイを買ってきてもらうのもおもしろそうですよね。

本当にカプセルトイはとっても楽しいエンターテインメントだと思うので、みなさんもたくさん回しちゃいましょう!

 

鷹嶺ルイ PROFILE

たかね・るい。6月11日生まれ、ホロライブ・秘密結社holoXの女幹部。オリジナル曲『ばかばっか』が自身のYouTubeチャンネルで公開中&各種音楽サービス配信版でリリース中。

 

(C) 2016 COVER Corp.

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