電撃30MM情報局 ~ガンダムマーカーエアブラシシステムを使った思いつき塗装~その1 思いつきで塗装してみた

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BANDAI SPIRITSのオリジナルロボット企画「30MINUTE MISSIONS(30MM)」。電撃ホビーウェブでは随時新製品情報を紹介していますが、この電撃30MM情報局では、サクッとカスタマイズした事例を紹介します。

 

30MMはご存じの通りカラーバリエーションが豊富で、塗装をしなくてもパーツの組み合わせで自分好みのカラーリングが楽しめます。とはいえ、塗装をすることで、より楽しみが広がるのは間違いありません。

 

そこで今回は、塗装(スミ入れ含む)は初めて、という方を中心に、塗装の面白さをお伝えできればと思い、実験してみました。ガンダムマーカーや、ガンダムマーカーエアブラシシステムも使っていますので、塗装が初めての方も、「こんな流れでやるのかあ」と、イメージいただければと思います。とはいえ“ヘタ”な私のことです。そこそこ行きあたりばったりのテキトーさもあるわけで。逆に言えば私程度でもかなり楽しめちゃうのが、塗装のよいところ、とも言えるでしょう。

 

では作業を始めていきましょう。

 

全体塗装

まずは、エアブラシを使って、ラッカー系塗料による全体塗装をやりました。「えー、いきなりムリ」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、この工程は飛ばしてしまっても大丈夫です。作業工程で一番先に行うから冒頭で紹介しているだけです。なので、この工程はさらっとだけご紹介します。

 

まずは、組み終えたシエルノヴァを前に、カラーリングを考えます。使用しているのは、30MM 1/144 bEXM-14T シエルノヴァ[ダークグレー](税込 1,518円)に、30MM 1/144 防衛作戦用オプションアーマー[シエルノヴァ用/サンドイエロー](税込 440円)を取り付けたものです。

 

▲今回は、脚部の面積が広いシエルノヴァが塗装映えするかなと思い選択。まずは何色を塗るか、考えました。

 

カラーリングは悩むのも楽しいところなのですが、今回は冒険せず、基本的にはキットの色分けに従って=キットの成型色を別の色に置き換えることにしました。これならばカラースキームに悩むことはありません。

 

▲キットのカラー分けに従って、全面塗装は3色を使うことに。同色ごとにパーツを分けます。塗装時、パーツを直に触らないように、模型店で売られている持ち手を付けたり、割り箸を削ったものに両面テープを貼ってパーツに挿したりしています。持ち手は安いですし、買っておくと便利です。

 

▲エアブラシでラッカー系の塗料を塗装しました。ガンダムマーカーエアブラシでも、同じことができるでしょう。

 

ここまでの工程で、まずはエアブラシで全面塗装をしたのですが、そのメリットは、やはりお好みの色を塗れること、つまり、エグザマクスをメタリック調にすることも可能です。これだけでも十分楽しい。

 

ガンダムマーカーエアブラシシステムを使った部分塗装

次に、ガンダムマーカーエアブラシシステムを使って、部分塗装をしてみようと思います。上述したように、これで全体塗装をしてもいいでしょう。今回は、明るめのグレーを部分的に塗装して、ツートンカラーにしてみようと思います。

 

▲お次は部分塗装です。模型店で売られている「マスキングテープ」で、塗装したくない場所を覆います。

 

GSIクレオスのガンダムマーカーエアブラシシステムは、ペン型の塗料であるガンダムマーカーがそのままエアブラシになってしまうというスグレモノ。エア缶も同梱されているので、これさえあればエアブラシ的な塗装がすぐできてしまいます。ガンダムマーカーを使うので、匂いがないのもいいですね(ガンダムマーカーは別売りです)。

 

▲ガンダムマーカーエアブラシシステム。3,740円(税込)。細吹きのような繊細な塗装はできませんが、多種発売されているガンダムマーカーを大面積にきれいに塗ることができます。エアブラシに興味のある方は、まずここから始めてみるのもよいのではないでしょうか。

 

▲ガンダムマーカーエアブラシシステムにガンダムマーカーをセットしたところ。ペン先にエアが吹き付けられることによって、塗料がミスト状になります。

 

▲使用するガンダムマーカーは、ペン先を専用の替え芯(写真下の茶色のペン先)に変更します。替え芯は商品に同梱されていますが、6本入の別売り商品も販売されています。275円(税込)。

さて、エアブラシ塗装にも共通することなのですが、とにかくミストが飛ぶので、なんらかの対策をします。私は机上にビニールのゴミ袋を拡げ、窓を開けて扇風機を併用して換気していますが、状況が許すなら各種塗装ブースが売られているので、慣れたら購入してもいいと思います。今のところ定評があるのは、値が張りますがGATTOWORKSのネロブースです。

 

いよいよ塗装をします。ガンダムマーカーエアブラシは、ボタンを押した瞬間は、塗料が「ドバ」っとまだら状に吹き出すことがありますので、まずは拡げたビニールなどに吹き付けて、ミストが落ち着いたら塗装します。押し始めはパーツに向けず、塗料が安定して出ているようならパーツの塗装を始めるのがいいでしょう。ペン先を押して塗料の出を調整したり、ペン先の位置そのものをずらすなど、微調整もします。

 

▲ガンダムマーカーエアブラシシステムで、グレーを塗装しました。右は塗装前、左が塗装後です。マスキングされていない部分に塗料が乗っています。

 

▲マスキングテープを剥がしてみました。うまくいったようです。マスキングは丁寧にやらないと、剥がしたときに塗料がはみ出たりしますので、気をつけてください。

 

▲大腿部の、凹んだ部分もグレーを塗装しました。複雑な形状なのでマスキングは苦労します……というか、微妙に失敗しています。

 

▲グレーだけでは面白くないので、頭頂部だけ赤にしてみました。吹きすぎて塗料がぽってりしてしまっていますね。反省。

 

▲部分塗装が終了しました。意外とマスキング地獄でしたが、全体的にツートンカラーになって、無塗装では味わえないカラーリングになりました。

 

さて。ガンダムマーカーエアブラシによる部分塗装はこれにて終了です。頭頂部の赤や、両肩のシルバーなどは途中の思いつき。ガンダムマーカーエアブラシであれば、ペンをさっと変えればいいだけなので、楽です。繰り返しますが、今回は全体塗装の上から部分塗装をしていますが、全体をガンダムマーカーエアブラシシステムで塗装してもいいですし、全体は成型色のまま=無塗装で、部分塗装から始めてしまっても問題ないです。いずれにせよ、楽しいと思います。

 

▲塗装完了! 外装は深い青とグレーのツートンカラー、フレーム部分はガンメタ、オプションパーツ類は明るいグレーにしました。ワンポイントとして、頭頂部を赤、肩アーマーから伸びるブレード状のパーツはシルバーを塗っています。かなり印象が違うと思いますが、いかがでしょうか?

 

そして次回は、この状態からさらに塗装だけで手を入れてみました。ちょいちょいと塗り足すだけで、見栄えがグッと変わるのです!

(C)BANDAI SPIRITS 2019

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